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【呪術廻戦】羂索(けんじゃく)とは?目的と正体|天元を狙う理由・死滅回游を起こす動機

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呪術廻戦の術師「羂索(けんじゃく)」を解説。羂索の目的、天元を狙う理由、六眼・天元・星漿体との関係、衝撃の過去、読み方・名前の由来までをまとめています。

羂索(けんじゃく)とは?

加茂憲倫・夏油の体を乗っ取る術師

呪術廻戦90話より引用。

羂索とは、脳を入れ替えて肉体を支配する術式を用い、加茂憲倫や夏油傑(げとうすぐる)の体を乗っ取っていた人物。少なくとも1,000年以上術師をやっており、全盛期の宿儺とも関わりがあります。

六眼持ちに過去2度敗れた経験を持ちますが、3度目である現代では六眼持ちの五条の封印に成功。抑止力の消えた世界で死滅回游を引き起こし、社会に混乱をもたらしています。

羂索(けんじゃく)という名前の由来は仏具

羂索とは実際に存在しており、仏が手にする道具として有名な縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などが持っています。

けんじゃくではなく「けんさく」と読む場合が多いです。

九十九の発言は仏教に基づく

九十九由基が羂索の名前を初めて知った際、以下のように発言していました。

慈悲の「羂」
救済の「索」
皮肉にもなってないね…

先ほど述べたように、羂索は衆生救済の象徴とされ、さらに仏教においては「羂索とは慈悲の索なり」という教えがあるほど。「羂索=救済」という認識に近いです。

しかし、呪術廻戦の羂索はその意味と反する「世界を破壊」するような行動を取っています。それゆえに九十九は「皮肉にもならない」と発言したのです。

羂索(けんじゃく)の現在状況について

https://entame-life.haranuud.com/jujutsu-chara

羂索の目的|進化の手段

目的「人類への進化の強制」

呪術廻戦133話より引用。

羂索(けんじゃく)の目的は、人類を強制的に高次な存在へ進化させること。その動機は「人間の新たな可能性を見たい」という知的好奇心から来ています。

手段:天元と人類を同化させる

呪術廻戦145話より引用。

人類を進化させる方法として、羂索は「人類と天元を同化させる」ことを目論んでいます。というのも、進化した現在の天元の魂は至るところに存在。

まさに唯一無二の存在であり、そんな天元と同化した人間は術師という壁すら超えると、羂索は考えていたのでした。

※夏油を使うのは天元を操るため

呪術廻戦145話より引用。

天元と人類を同化させるには、天元を手中に収める必要があります。そのため、呪霊操術を持つ夏油傑の体を乗っ取ったのでした。

というのも、星漿体と同化せず進化した天元は、呪霊に近い存在になるのです。つまり呪霊操術の対象に。人類を強制的に進化させるには、呪霊操術を持つ夏油傑の体が必須だったのです。

羂索(けんじゃく)が乗っ取った人物

加茂憲倫

呪術廻戦134話より引用。

明治時代に活躍し、呪胎九相図などを作ったことで「史上最悪の呪術師」と言われる人物。しかし、当時の加茂憲倫の頭部にはツギハギ模様があり、悪行を尽くしたのは羂索説が濃厚。

羂索により汚名を着せられてしまった、被害者の1人と言えるでしょう。

虎杖仁の妻

呪術廻戦143話より引用。

虎杖の父親「虎杖仁」の妻(?)と思われる人物。「羂索本人×人間より生まれた子供はどうなるのか」を実験するために、体を乗っ取ったと思われます。

夏油傑(げとうすぐる)

呪術廻戦145話より引用。

天元を操るために、羂索は呪霊操術を持つ夏油傑の体を奪いました。進化した天元は呪霊に近い存在であるため、呪霊操術の対象に。

天元と人類を融合させるには、呪霊操術を使える夏油の体は必要不可欠です。

羂索(けんじゃく)の過去|六眼・天元・星漿体との因果

1.六眼の術師に破れる

呪術廻戦68話より引用。

1,000年以上前より術師として活動していた羂索。「人類の強制的な進化」という目的達成のため、天元と星漿体の同化を防ぐことを目論みます

しかし同化を妨害しようとした結果、現れた六眼持ちの術師に敗北。天元・星漿体・六眼は因果で繋がっており、その因果を断ち切ることはできなかったのでした。

2.六眼に2度目の敗北

1度目の敗北を機に、羂索は星漿体・六眼の抹殺を徹底。星漿体も六眼も全て生後1ヶ月以内に殺しました。しかし、同化当日には新たな六眼と星漿体が登場

六眼持ちの術師に2度目の敗北を喫します。その後羂索は、六眼を抹殺ではなく封印する方針へと変え、獄門彊の捜索を開始します。なぜなら六眼持ちは2人同時に現れないためです。

3.禪院甚爾により因果が絶たれる

呪術廻戦71話より引用。

しかし、21世紀に入り状況が一変。羂索は獄門彊の入手に成功し、さらに呪力より逸脱した存在「禪院甚爾」の登場が六眼たちの因果を断ち切ります。

禪院甚爾は星漿体「天内理子」の殺害を実行。天元は同化ができず、高次の存在に進化してしまうのでした。こうして天元は呪霊操術の対象となります。

さらにこの事件をきっかけに、夏油傑が呪詛師に。乙骨憂太(おっこつゆうた)との死闘の末に五条の手で葬られ、夏油の死体が羂索の手に渡るのでした

4.六眼持ち「五条悟(ごじょうさとる)」封印を目論む

呪術廻戦90話より引用。

天元と星漿体の同化を止めた今、障壁となるのは「六眼持ち」の術師のみ。羂索は六眼持ち「五条悟」を封印するために、呪霊グループと結託し渋谷事変を決行に動き出すのでした。

羂索(けんじゃく)の術式と領域展開・強さ

脳を入れ替え肉体を乗っ取る術式

呪術廻戦90話より引用。

偽夏油の術式は、脳を入れ替えれば肉体を転々とできるというもの。奪い取った肉体の術式・呪力は全て引き継がれるのが特徴。

元の肉体との違いが無いため、全てを見通す「六眼」であっても、偽物かどうかを見破ることは困難です。

取り込んだ呪霊を操る「呪霊操術」

呪術廻戦72話より引用。

夏油傑の肉体を依代にしているため、降伏した呪霊を取り込み自在に操る「呪霊操術」を使用可能。

階級換算で2級以上の差があれば、降伏を省きほぼ無条件で取り込むことができます。

ちなみに、偽夏油が夏油の肉体を選んだのは、目的達成には呪霊操術が必要なためです。

形を作り替える「無為転変」

呪術廻戦136話より引用。

真人を取り込み、極ノ番「うずまき」で術式を抽出し使用可能に。相手の魂に触れることで、触れた相手の肉体・魂の形を思うがままに変形改造できます。

渋谷事変では、マーキング済みの非術師に遠隔で無為転変を施し、脳の形を術師の形に変形。対象者を死滅回游へと強制参加させます。

天元に次ぐ結界術の使い手

羂索は結界術に非常に長けており、結界術の根幹である「天元」に次ぐほどの実力者。結界術「帳」にも精通し、嘱託式の帳を使用して渋谷事変を勃発させたことも。

結界術と通ずる「領域展開」も使用できる可能性が高いです

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