呪術廻戦219話のネタバレ考察。平安時代の宿儺と万の出会い、万の最後の攻撃、宿儺が召喚した魔虚羅の圧倒的な強さについて解説。
前回218話のおさらい
- 平安時代、万が虫に活路を見出し、構築術式を完成させた事が判明
- 万が虫の鎧を纏い、宿儺に攻撃を仕掛ける
- 宿儺が「貫牛」「円鹿」と本来の十種影法術を使用
- 宿儺が「万象」で万を追い詰める
- 万が自身のハートを構築し始める
前回のネタバレはこちら
https://entame-life.haranuud.com/jujutsu218/
今回219話のキャラ情報
キャラ | 現在の状況 |
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伏黒津見紀の殺害のために万と交戦中。伏黒恵にダメージを与えるために十種影法術のみで姉を殺そうとする。 | |
過去の呪術師である万に体を乗っ取られている仙台結界にて宿儺と交戦中。「構築術式」を使用して蟲の鎧を身に纏う。領域展開「三重疾苦」を発動する。 |
呪術廻戦本誌219話のネタバレ考察
宿儺と万の出会い
平安時代の新嘗祭の日、宿儺は新嘗祭に招かれていました。
貴族曰く、五穀豊穣を宿儺に祈らなければいけないとのこと。一人の貴族は宿儺に祈る事に文句を言うと、別の男性が宿儺の手によって「日月星進隊」「五虚将」の藤原北家直属の征伐隊の精鋭が八つ裂きにされた事を明かします。「自分たちに敵意はなく、平和的かつ有効的な関係を望んでいると多分に示すために必要なのだ」と宿儺に祈る理由を口にしました。
その頃、万は服を着ないで屋敷内でくつろいでいました。召使いに「今日は新嘗祭です」「略装でも構いませんからちゃんと服を着てください」と言われますが聞く耳を持ちません。新嘗祭と聞いて、「神饌の唐菓子があるんじゃない」と言い、衣を一枚だけ羽織り、部屋の外をうろつき始めます。
そして、そこで宿儺と遭遇。宿儺を見ると直ぐに「みんな何故分からないの?」と宿儺に抱きつきます。「大丈夫私がいるわ」「アナタは独りじゃない」と宿儺に語りかけます。しかし、裏梅が即座に攻撃し、万を遠ざけます。
万は「今日からそこに立つのは私」「私ならその人にそんな寂しい目はさせない」と裏梅に向かって、口にします。また、万は宿儺に近づいた瞬間、斬撃を食らっていて、胸部から腹部から大量出血で倒れてしまいました。それでも、斬撃の傷口に対して「何て切ない切り口」と宿儺に対する想いは変わらない様子です。
万の最後の攻撃
万は鼻血をたらしながら、液体金属で完全な球体・真球を生み出しました。実現が不可能と言われる真球は接地面積が存在しないため、無限の圧力を生み出すことができる球体。
「触れることのできない完全な球体」「あなたは受け入れられるかしら」「本当の愛を!!」と言い、ここで領域展開「三重疾苦(しっくしっくしっく)」を発動。領域の必中効果で球体を宿儺にぶつけようとします。しかし、宿儺が領域を展開しない事に疑問を覚えます。
領域展開により、真球が必中効果として付与されるため、このまま術式を発動すれば宿儺は消えてしまうと考えた瞬間、宿儺は頭部の「法陣」を回転させ、「布瑠部由良由良」と唱えました。
魔虚羅の圧倒的な強さ
宿儺は領域を展開せず、とうとう魔虚羅を召喚。宿儺は一旦影の中に身を隠します。
そして、魔虚羅は「退魔の剣」の一撃で真球を破壊。万は「ありえない……『真球を破壊するなんて……」と驚きを隠せませんでした。そして、次の瞬間、魔虚羅の一撃を食らい、倒れてしまいます。
宿儺はここまでの戦闘で万の攻撃に「既に適応済みだ」と言いますが、万は「私のことそんなに知ってたの?」「嬉しい」と宿儺への変わらぬ思いを口にします。そして、「これあなたに」「私だと思って後生大事に使ってね」と構築した何かを宿儺に渡しました。
その頃、宿儺の魂の中に沈んでいた伏黒は泣いていました。守ろうとした津美紀を手にかけたことで伏黒の精神は深淵へと沈むことに。
220話に続く
呪術廻戦219話のネタバレ感想
伏黒の魂は完全に沈んだのか?
宿儺が万を殺したことで、伏黒の魂は完全に沈んでしまったと考えられます。伏黒は死滅回游が始まってから、一貫して津美紀を死滅回裕させるため、ポイントを集めるなど行動していました。守るべき津美紀を殺してしまったショックは凄まじいものです。ここから、気持ちを立て直すのは厳しいですよね。ただ、伏黒は呪術廻戦のメインキャラ。作者も伏黒の最後は決めているとも語っています。このままフェイドアウトする事はないと思います。
宿儺の手で助かる可能性もあります。
渋谷事変の終盤、魔虚羅を召喚して仮死状態になった伏黒に対して、宿儺は「オマエにはやってもらわねばならんことがある」と口にしていました。そこから219話まで伏黒が宿儺に対して何も行っていません。肉体を奪う事以外に、伏黒に求める役割があるなら、宿儺が伏黒の精神をこのまま沈めるとは考えにくいです。ですので、後の展開として宿儺が伏黒の体から分離などして、伏黒が復活するかもしれません。
万は宿儺に何を渡した?
万は「私だと思って後生大事に使ってね」と言い、何かを宿儺に渡しました。何を渡したかは不明ですが、「使ってね」のセリフから戦闘や何かの状況で使えるものです。万が宿儺を愛している以上、宿儺にとって役に立たないものではないと思います。また、「私だと思って」と言っている事からまったく未登場の物ではなく、ここまでのシーンで描かれてきた物である可能性があります。
虫の鎧の一部なのか、真球を作り出す何かなのか。いったい何を渡したのか、明かされるのが楽しみですね。
ここから下は、219話が出る前の予想内容になります。
219話の展開予想
前回218話のキャラ情報
キャラ | 現在の状況 |
---|---|
伏黒津見紀の殺害のために万と交戦中。伏黒恵にダメージを与えるために十種影法術のみで姉を殺そうとする。 | |
過去の呪術師である万に体を乗っ取られている仙台結界にて宿儺と交戦中。「構築術式」を使用して蟲の鎧を身に纏う。 |
愛の構築術式で宿儺を追い詰める?
万の構築術式は何でも再現できる術式。他の術式と比較しても使いやすさ抜群の最強格の術式です。ただ、万が辿り着いた虫の鎧では宿儺を倒せないのは明白。宿儺は御厨子を使わず、十種影法術だけで万の虫の鎧を破っています。
万は心を構築しようとしていますが、愛情の深さがそのまま強さに反映されるなら、虫の鎧以上の強力な姿になる可能性は高いです。宿儺に対する異常とも言える愛情。これが武器になるなら、さすがの宿儺も簡単に倒せないのではないでしょうか。
宿儺が魔虚羅を召喚する?
伏黒が調伏していない「円鹿」と「貫牛」を顕現した宿儺。ここまで伏黒を遥かに上回る規模で完璧に十種影法術を使いこなしています。
ただ、それでも万は死んでいません。このまま万が愛を顕現すれば更に立ち向かってきますので、それに対抗すべく魔虚羅を顕現するのではないでしょうか。
愛を顕現する万の能力・強さは未知数。しかし、魔虚羅にはあらゆる事象に対して後出しで対応する能力を所持しています。さらに、宿儺の呪力で強化された状態ですので、未知数の万の攻撃に対しても、十分対応できると考えられます。
むしろ、万がどれほど強くても、宿儺の魔虚羅が圧倒する可能性が高そうですね。
恐らくハートの構築は虫の鎧が解け、体力も削られた万にとって、最後の切り札。ここで、魔虚羅に敗北すれば他に手札はなさそうですね。つまり、次号もしくはその次で宿儺と万の戦いは決着を迎えると思われます。
(C)芥見下々
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