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鬼滅の刃 ストーリー終盤のネタバレ解説l【12巻~最終巻】刀鍛冶の里編~柱稽古~無限城編までを解説

鬼滅の刃のストーリー終盤、刀鍛冶の里編での激闘、柱たちの稽古・柱稽古、無惨との最終決戦・無限城編での戦いについて解説していきます。

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【12巻〜15巻】刀鍛冶の里編

刀鍛冶の里に到着!

鬼滅の刃 第100話から引用。

炭治郎(たんじろう)は隠の案内の元、刀鍛冶の里に向かいました。刀鍛冶の里は鬼の襲撃を防ぐため、一定の距離を隠たちが引き渡しながら進み、到着する場所です。炭治郎は隠に連れられながら、とうとう里に到着。その頃、里の温泉では、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)が炭治郎の到着を察知していました。

里に着いた炭治郎は、里の長・鉄地河原鉄珍(てっちかわはらてっちん)に挨拶。鉄珍は炭治郎に鋼鐵塚(はがねづか)が行方不明になっていることを伝え、傷を癒すために温泉に入ることを勧めました。温泉に向かう途中、炭治郎はようやく甘露寺と再会。

また、温泉では最終選別を一緒に合格した不死川玄弥(しなずがわげんや)がいました。炭治郎は玄弥に挨拶をしますが、「話しかけんじゃねぇ!!」と一蹴。温泉に沈められてしまいました。

時透無一郎が登場!

鬼滅の刃 第101話から引用。

炭治郎は温泉で体を癒した後、甘露寺と食事を堪能。そこで、炭治郎は甘露寺に「鬼殺隊に入った理由」などを聞きました。そして、会話の中で甘露寺から「強くなるための秘密の武器」があることを教えて貰います。

翌朝、炭治郎は甘露寺の言った強くなる武器を探している最中に、霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)と出会います。無一郎は、ある物を探し、その物の鍵を刀鍛冶の少年・小鉄(こてつ)から聞き出そうとしていました。しかし、小鉄は拒絶し、口を割りません。炭治郎は無一郎が手を出したのを見て、仲裁に入りますが返り討ちにされてしまいました。

目を覚ました炭治郎は小鉄に「柱の人は!?」と聞くと、少年は「鍵を渡したので行ってしまいました」と答えます。炭治郎は無一郎が探しているものと鍵が何だったのか質問。すると、小鉄はそれは人間を凌駕する力がある戦闘用絡繰人形・縁壱零式だと答えました。

無一郎VS縁壱零式

鬼滅の刃 第103話から引用。

無一郎は縁壱零式と激しい打ち合いを繰り広げていました。縁壱零式は実際に実在した剣士の動きを再現しているロボット。手が6本あるのも、その剣士の動きを再現するためです。そんな縁壱零式と無一郎と互角の戦いを繰り広げます。無一郎の鴉は「あの子は天才」「日の呼吸の使い手の子孫だからね」と無一郎をべた褒め。

とうとう無一郎は縁壱零式の鎧を粉砕。小鉄は自分の力では直せないと嘆きますが、炭治郎が鼓舞し、縁壱零式を直すことを決意しました。すると、小鉄は5本腕になった縁壱零式を使って、修行することを炭治郎に提案します。小鉄の提案で炭治郎は命をかけた修行に挑むことになりました。

炭治郎は縁壱零式と戦うも、歯が立ちません。小鉄からは厳しい言葉を浴びせられるなど、超苦戦。5日経っても、全然縁壱零式に勝てません。それでも、徐々に慣れ始め、なんとか一撃を入れることに成功します。そして、遂に縁壱零式に渾身の一撃を放ち、縁壱零式を破壊

すると、縁壱零式の中から1本の刀が出てきました。炭治郎と小鉄はワクワクしながら刀を抜きますが、既に錆ついて使えない状態。その時、何故か上裸の鋼鐵塚が「後は任せろ」と言い、姿を現します。鋼鐵塚は2人から無理やり、刀を奪い、去っていきました。

「鋼鐵塚家に伝わる日輪刀研磨術で見事磨き上げてしんぜよう」と言い、炭治郎に新たな日輪刀を作ろうとしている様子。

半天狗襲撃!

鬼滅の刃 第107話から引用。

炭治郎が無一郎と一緒にいると、そこに上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)が突如姿を現します。無一郎は直ぐに戦闘態勢に入り、「霞ノ呼吸 肆ノ型 移流斬り」で攻撃を仕掛けました。しかし、半天狗は難なく上空に回避。炭治郎が「ヒノカミ神楽 陽華突」で直ぐに攻撃し、半天狗にヒット。半天狗が天井から落ちてきたところを禰豆子が蹴り、無一郎が頸を斬りました。しかし、半天狗は死ぬどころか、「積怒」と「可楽」の分身体に分裂します。

無一郎は分裂した鬼に斬りかかるも、猛スピードで吹き飛ばされてしまいました。無一郎は半天狗を殺すには、同時に頸を斬らなきゃいけないのかと考えていると、積怒が引き起こした雷に打たれてしまいます。炭治郎が意識を失いそうになる中、屋根の上で玄弥が銃で可楽を狙っていました

玄弥の攻撃は当たり、可楽の頸を打ち抜きます。しかし、攻撃は効かず、翼の生えた新たな分身体・空喜が登場。そして、炭治郎を捕まえて、上空に飛び立ちます。一方の玄弥は積怒に捕まっていました。そして、槍で体を貫かれてしまいます。玄弥を心配する炭治郎も、空喜の衝撃波を食らい、体が麻痺。しかし、半天狗の能力を分析し、空喜の舌を切るなど、反撃を開始しました。

その頃、禰豆子は可楽と応戦。禰豆子にとどめを刺さない可楽に代わり、哀絶が殺そうとしますが、「テメエの相手は俺だろうが」と玄弥が銃で反撃を仕掛けます。

玄弥の力

鬼滅の刃 第109話から引用。

玄弥の銃弾は哀絶にヒットするも、死にません。哀絶は玄弥に刺さった蟻を抜き、さらにダメージを与えていきます。それでも玄弥は阿弥陀仏を唱え、哀絶の次の攻撃を回避。背後を取る事に成功し、哀絶の頸を斬ろうとします。しかし、その直後、積怒の雷が玄弥を直撃。

哀絶は致命傷を与えても死なない玄弥を不思議がり、「一体何なのだ、お前は」と質問します。玄弥は「俺の名前は不死川玄弥」「テメエを殺す男の名前だ」と威勢よく答えました。

その頃、禰豆子は変わらず可楽と戦闘中。可楽は玄弥の方に参戦しようと禰豆子にとどめを刺します。しかし、禰豆子は逆に蹴りを食らわし、爆血で可楽を燃やす事に成功。さらに、扇を奪い、可楽を遠くまで吹き飛ばすことなど、反撃開始。ただ、積怒を吹き飛ばそうとしますが、雷を食らってしまいます。

その後、炭治郎が玄弥・禰豆子と合流。炭治郎は雷に打たれている禰豆子を助け、連携して立ち向かうも、可楽の扇を食らってしまい、風圧に潰されて気を失ってしまいます

無一郎VS玉壺

鬼滅の刃 第112話から引用。

吹き飛ばされた無一郎は上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)と対峙。玉壺は既に何人もの刀鍛冶を殺していました。無一郎は怒り、玉壺に攻撃を仕掛けますが、血鬼術「水獄鉢」で水の牢獄の中に閉じ込められてしまいます。しかも、この水牢の中では実力を出し切れず、なかなか脱出できません。

また、玉壺が解き放った金魚の化け物たちは、里全体を混乱にまき散らしていました。鉄珍も金魚にやられそうになりますが、そこに甘露寺が到着。「恋の呼吸」を使い、金魚の化け物をいとも簡単に撃破しました。

その頃、気を失っていた炭治郎はようやく目を覚ましますが、雷の攻撃に苦戦し、防戦一方。半天狗の分身体は炭治郎を捕まえようと、建物を一気に破壊し、隠れるスペースをなくします。この攻撃により、禰豆子は瓦礫の下敷きになってしまいました

炭治郎が瓦礫をどかそうとすると、禰豆子は炭治郎の日輪刀を掴みます。刃で禰豆子は血を流しますがその瞬間、日輪刀に付いた禰豆子の血が燃え始めました。さらに、炎を纏った日輪刀は黒刀から赤色に変化。禰豆子の爆血が炭治郎の日輪刀と混じり、「爆血刀」となりました。

炭治郎VS半天狗

鬼滅の刃 第113話から引用。

半天狗の分身体は、炭治郎の「爆血刀」を目にして、過去の無惨の記憶を思い出していました。「燃える刃」「赫刀」と記憶が蘇り、目の前の炭治郎の姿が、かつて無惨を追い詰めた縁壱とリンクします。

炭治郎は「ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い」で一気に3体の頸を斬り落としました。後一体・哀絶の頸を斬ろうとすると、既に玄弥が哀絶の頸を切断。玄弥の無事を喜ぶ炭治郎でしたが、玄弥の姿に異変が起きていました。

目は反転し、犬歯になりよだれが垂れるなど、その形相はまるで鬼のよう。玄弥は炭治郎に「調子に乗るな」「上弦を倒すのは俺だ!!!」と出世欲全開の言葉を投げますが、炭治郎は「全力で援護する」といつもの調子で返します。

そして、炭治郎・玄弥は半天狗の本体をとうとう発見しました。半天狗の本体は豆粒ほどのかなり小さな鬼。弦弥は日輪刀を振るいますが、半天狗の体は固く、刃は粉砕。炭治郎も頸を狙いますが、背後に喜怒哀楽から現れた新たな鬼に攻撃されてしまいます。

積怒は他の3体を強引に吸収したことで、憎珀天(ぞうはくてん)に変身しました。憎珀天の威圧感は今までとは次元が違い、流石の炭治郎も息が詰まって、恐怖を感じるほどです。しかし、憎珀天の極悪非道な言葉を聞き、怒りを燃やして立ち向かいます。

無一郎の死闘・決着

鬼滅の刃 第118話から引用。

水牢に閉じ込められた無一郎は脱出ができず、死を覚悟していました。小鉄は水牢の破壊を試みていましたが、上手くいきません。そんな小鉄の背後に玉津が生み出した化け物が近づき、小鉄は襲われてしまいます。その姿を見た無一郎は過去の言葉を思い出しながら、「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞」でようやく水牢から脱出。そして、兄・有一郎の存在と過去の記憶を思い出しました。さらに、顔には「」が発現。

その頃、縁壱零式の刀を研いでいた鋼鐵塚は玉壺の攻撃を受けながらも、刀を研ぎ続けていました。そこにようやく無一郎が到着。玉壺は血鬼術「蛸壺地獄」で無数の蛸足を無一郎にぶつけます。しかし、無一郎は簡単に斬り裂き、攻撃を回避。そして、「霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海」で反撃。

玉壺は自身の芸術を馬鹿にして煽る無一郎に激怒。血鬼術「一万滑空空粘魚」で一気に追い込んでいきますが、無一郎は「霞の呼吸 陸ノ型 月の霞消」で一万匹すべての人食い魚を斬り裂きます。人食い魚の毒性の体液も「霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫」で全てガード。

無一郎の動きを見て、玉壺はとうとう壺から出て、真の姿を見せます。そして、早速本気の拳を無一郎に放ちますが、避けられてしまいます。ただ、玉壺が降れた物は全て魚に変わる厄介な能力です。

無一郎が兄・有一郎の記憶を思い出していると、玉壺は血鬼術「陣殺魚鱗」で縦横無尽に飛び回りながら、攻撃を仕掛けました。そして、無一郎の隙をついて、頸をはねようとします。しかし、無一郎は「霞の呼吸 漆ノ型 朧」を発動し、玉壺の攻撃を回避。型を出した無一郎は現れては消え、消えて現れてを繰り返して、玉壺を翻弄していきます。そして、「何で自分だけが本気じゃないと思ったの?」と言い、一撃で玉壺の頸を斬り落としました

甘露寺VS憎珀天!

鬼滅の刃 第122話から引用。

無一郎が玉壺を撃破した頃、甘露寺はまだ憎珀天と戦っていました。憎珀天が生み出す木の竜の攻撃に防戦を強いられていましたが、そこに甘露寺がようやく登場。甘露寺は憎珀天の「狂鳴雷殺」を「恋の呼吸 参ノ型 恋猫しぐれ」で全て斬り裂きます。これには炭治郎も目を飛び出し、驚いていました。

その後も憎珀天は血鬼術「無間業樹」で広範囲攻撃を繰り出しますが、甘露寺は「恋の呼吸 伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪」で回避。そして、憎珀天の懐に近づぎ、頸を斬ろうとします。しかし、近距離で血鬼術「狂圧鳴波」を食らってしまいました。憎珀天の攻撃は甘露寺に直撃。ピンチに陥った甘露寺を炭治郎がなんとか救出しますが、憎珀天は攻撃の手を緩めません。

すると、甘露寺は「仲間は絶対死なせない」「上弦だろうが何だろうが関係ないわよ」と言いながら、憎珀天の攻撃を全て斬り、本気を出し始めます。そして、甘露寺の首元に「」が発現。憎珀天の攻撃を次々と防いでいきました。

玄弥は憎珀天が作った木を勢いよく食べ始め、鬼化優れた咬合力と特殊な消化器官をもつ玄弥は鬼を喰う事で一時的に鬼の体質になれる鬼殺隊唯一の逸材です。木を食べて鬼化した玄弥は炭治郎とともに半天狗の本体が隠れる木を発見。しかし、半天狗は捕まらず逃げ回ります。

半天狗撃破?

鬼滅の刃 第126話から引用。

逃げ回る半天狗にぶち切れる玄弥は、木を1本投げ飛ばしますが、捕らえることはできません。炭治郎は善逸から聞いた雷の呼吸のコツを思い出し足だけに力を溜めて、雷の呼吸のような爆発的なスピードで一気に半天狗の首を斬りかかりました。半天狗は炭治郎の攻撃に逆上し、巨大化して炭治郎を握りつぶしにかかります。

そこに禰豆子が駆けつけ、「爆血」で半天狗を攻撃。炭治郎を放した半天狗は再び逃げ回りました。すると、無一郎が登場し、鋼鐵塚がひたすら研いでいた刀を炭治郎に投げ飛ばします。そして、炭治郎は刀を受け取り、「ヒノカミ神楽 円舞一閃」でとうとう半天狗の頸を斬り落としました。

しかし、炭治郎の斬った半天狗は分身体。炭治郎は直ぐに本体を探しますが、太陽の光が差し始め、禰豆子の体が妬け始めます。禰豆子を守ろうとする炭治郎。しかし、禰豆子は炭治郎を半天狗の元に蹴っ飛ばします。「半天狗を倒して」とメッセージを受け取った炭治郎は臭いで本体の場所を探し、本体が半天狗の心臓の中にいることを発見。そして、ようやく半天狗の本体の頸を斬り落とすことに成功しました

太陽を克服した禰豆子

鬼滅の刃 第126話から引用。

太陽の光に妬かれた筈の禰豆子でしたが、なんと太陽の下を平然と歩いていました。炭治郎に「おはよう」と言うなど、今までとは違う様子です。そして、禰豆子が太陽を克服したことはすぐに無惨にも伝わりました。ここで無惨が鬼になった過去が描かれます。無惨は平安時代に善良な医者によって、鬼となりました。

この時、医者は「青い彼岸花」を使って薬を作っていたため、無惨は完全なる不死になるために、「青い彼岸花」と「太陽を克服できる体質の者」を最優先で探すことを決意したのです。

そんな中で、禰豆子が太陽を克服。禰豆子が太陽を克服したことで、禰豆子を巡る過去最大級の戦いが幕を開けます。

鬼滅の刃各キャラクターの生存等最終的な状況について

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【15巻〜16巻】柱稽古編

痣の発現について

鬼滅の刃 第128話から引用。

刀鍛冶の里での激闘後、産屋敷邸で緊急の柱合会議が開かれていました。お館様は体調が悪化したため、不参加でしたが代わりに産屋敷あまねが出席。今回の柱合会議は先の戦いで「」を発現した甘露寺と無一郎に痣の発現条件を聞き出すために開かれました。

戦国の時代に無惨を追い詰めた始まりの呼吸の剣士たちも、痣を発現していました。痣は「一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が始まる」と伝わっています。無惨との総力戦が近づいている中、他の柱が痣を発現することは勝利するための絶対条件。あまねは甘露寺と無一郎に痣の発現条件が何かを聞きました。

しかし、甘露寺は「ぐあああ~ってきました!」「心臓とかがばくんばくんして耳もキーンてして」と意味不明なことを口にします。ただ、無一郎が先の戦いで「心拍数が200百を超え、体温も39度以上だった」と覚えていました。通常なら死んでしまう状態ですが、「そこで死ぬか死なないかが痣が出る者と出ない者との分かれ目」と言いました。そして、痣の発動条件が判明したことで、柱たちの急務は痣を発現することになります

柱合会議が終了し、水柱・富岡義勇(とみおかぎゆう)は早々に立ち去ろうとします。しかし、風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)が「それぞれ今後の立ち回りもきめねえとならねえだろ」と言い、止めますが、当の義勇は「俺はお前たちと違う」と反感を買う言葉を口にしました。

すると、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が両手を叩き、義勇と実弥を止めます。そして、「一つ提案がある」と柱たちに考えを訴えました。

柱稽古開始!!

鬼滅の刃 第129話から引用。

悲鳴嶼の発案で、柱稽古が実施されることに。禰豆子が太陽を克服して以来、鬼の出没が止まったため、時間ができた柱たちが順に隊士たちを稽古することになりました。

音柱・宇髄天元(うずいてんげん)のしごきによる基礎体力の向上。甘露寺の地獄の柔軟。無一郎の高速移動の稽古。蛇柱・伊黒小芭内(いぐろおばない)による太刀筋矯正。不死川による無限打ち込み稽古。悲鳴嶼行冥による筋肉強化訓練。

ただ、柱の中で義勇だけは稽古に参加せず、自宅で過ごしていました。すると、義勇の家に炭治郎が訪問し、柱稽古の事を話し始めました。ただ、義勇は炭治郎に対して怒っています。その理由は「炭治郎が水の呼吸を極めなかったから」。炭治郎はお館様から「義勇が前を向くよう根気よく話をしてやってくれないか」と書かれた手紙を受け取っていました。そのため、炭治郎は何度義勇に無視されても、話しかけ続けます。

そして、4日が経過。とうとう義勇が根負けし、自身の過去について話始めました。「最終選別を突破していない」「自分が今ここにいるのは錆兎(さびと)のおかげ」と炭治郎に伝えます。義勇は最終選別で、最初の鬼に襲われて意識が朦朧とし、その間に錆兎が全ての鬼を倒して最終選別は終わっていました。しかし、その錆兎は手鬼に負けて死亡。何もしていない自分が水柱になってはいけないと考えていたのです。

義勇の話を聞いた炭治郎は「義勇さんは錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」と言葉をかけ、義勇の目を覚まします。義勇は炭治郎の言葉で気持ちが吹っ切れて、ここから柱稽古に参加するすることに。

炭治郎が稽古に参加!

鬼滅の刃 第130話から引用。

刀鍛冶の里での激闘の傷が癒えた炭治郎も他の隊士に遅れながら、柱稽古に参加。他の隊士が次々と苦戦する中、宇髄・無一郎・甘露寺の稽古を超スピードでクリアしていきます。伊黒の稽古絵は、部屋一面に隊士が磔にされた状態で、刀を振るう稽古で苦戦するも、4日ほどでクリア。

不死川の稽古では、一方的にボコボコにやられて、初日から顔が膨れ上がってしまいます。その晩、炭治郎は不死川兄弟が口論しているのを目撃。実弥が玄弥の目玉を潰そうとしているのを咄嗟に阻止するも、実弥を侮辱したことで玄弥にキレられて、乱闘騒ぎになってしまいます。結果、炭治郎は実弥との接触が禁止となり、次の稽古に進むことに。

悲鳴嶼の稽古は滝に打たれ、巨大な岩を町まで動かす壮絶な内容です。流石の炭治郎もこれまでのようにはいかず、苦戦。ただ、玄弥から集中力を極限まで高める「反復動作」を行うことを聞き、岩を動かすことに成功します。その頃、善逸は雀から手紙を受け取り、何やら真剣な表情で悲鳴嶼の稽古に臨んでいました。

鬼滅の刃各キャラクターの生存等最終的な状況について

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【16巻〜最終巻】無限城編

無惨襲撃!

鬼滅の刃 第138話から引用。

炭治郎や柱たちが稽古していたその晩、産屋敷邸に無惨が登場。お館様の衰弱しきった姿に失望するも、お館様の口ぶりや初めて来た産屋敷邸に妙な居心地の良さを感じていました。お館様はここで無惨と自分が同じ一族であること、無惨が死ねば全ての鬼が滅びることを口にします

無惨はお館様を手に賭けようとしますが、ここで鎹烏から隊士たちに緊急招集がかかりました。しかし、隊士たちが到着する前に産屋敷邸は大爆発。お館様は妻と子どもたちを巻き込んで、無惨を爆発で殺そうと企んだのです。死ぬことはなかったものの、ダメージを負った無惨。

お館様の行動に驚いていると、謎の血鬼術に襲われます。そして、その隙に珠世(たまよ)が登場し、無惨に「人間に戻る薬」を投与。珠世は愈史郎の目くらましの札を体中に貼り、無惨にバレないよう接近していました。さらに、悲鳴嶼が登場し、無惨の頸を棘鉄球で粉砕。一気に猛攻を仕掛けました。

無限城での最終決戦開始

鬼滅の刃 第139話から引用。

悲鳴嶼で頭が粉砕した無惨でしたが、直ぐに再生。既に無惨は頸を斬られても死なず、太陽の光でないと死なない体になっていました。そこには柱が次々集結。一斉に無惨に攻撃を仕掛けていきますが、全員無惨の城・無限城に落とされてしまいます。無限城には大量の鬼がいて、炭治郎と柱たちは撃破しながら無惨と珠世がいる場所を目指し始めました

そんな中、最初に上弦と遭遇したのが蟲柱・胡蝶しのぶ。しのぶは姉・カナエの仇の上弦の弐・童磨(どうま)と遭遇しました。そして、戦闘開始。しのぶは「蟲の呼吸 峰牙ノ舞 真靡き」で童磨の体に毒を与えます。しかし、童磨はすぐに毒を解毒。その後も他の毒を浴びせさせますが、童磨には効きません。

その後、童磨に肺を斬られてしまいます。重傷を負ったしのぶは「蟲ノ呼吸 蜈蚣ノ舞 百足蛇腹」で勝負を決めにいきましたが、童磨は余裕の表情。そして、しのぶは童磨に抱かれ、首を折られて吸収されてしまいました。ちょうどその姿をカナヲが目撃。ここからカナヲの姉の仇を取る戦いが始まります。

善逸の戦い

鬼滅の刃 第145話から引用。

無限城に来ていた善逸は兄弟子の獪岳(かいがく)と遭遇。獪岳は鬼となり、新たな上弦の陸に昇格していました。善逸は獪岳が鬼になったことで、師匠の桑島(くわじま)が腹を切って死んだことを明かします。しかし、桑島の死などどうでもいいと口にする獪岳。雷の呼吸を「壱ノ型だけ使える」善逸と「壱ノ型だけ使えない」獪岳の弟子同士の戦いが開始

善逸はスピードで圧倒したものの、血鬼術と雷の呼吸が混じった獪岳の攻撃を防げず、ダメージを負ってしまいます。しかし、善逸は獪岳と肩を並べるために独自で編み出した「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神」を発動。獪岳の頸を斬ることに成功しました。

勝利した善逸でしたが、獪岳の斬撃がひび割れを起こし、体はボロボロ。愈史郎に回収されて一時戦線離脱することになります。

義勇・炭治郎VS猗窩座

鬼滅の刃 第150話から引用。

無惨の元に向かう義勇・無惨の元に上弦の参・猗窩座(あかざ)が襲撃。猗窩座は即座に炭治郎に殴りかかりますが、炭治郎は「ヒノカミ神楽 火車」で猗窩座の腕を斬り落とします。猗窩座は無限列車の時から強くなった炭治郎の強さを認め、血鬼術「術式展開」を発動。

ここからは義勇も参戦し、一進一退の攻防が始まります。義勇は猗窩座の「破壊殺・乱式」を「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」で無効化。その隙に炭治郎が「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡」で頸を狙いますが、猗窩座は簡単に攻撃を避けます。戦闘が激化する中、義勇が「」を発現。さらに攻撃の威力・速度を上げて猗窩座に襲い掛かります。

炭治郎は義勇が戦っている間に猗窩座の攻撃を狂わせる事ができないか考えていました。父・炭十郎(たんじゅうろう)との見取り稽古を思い出し「透き通る世界」を思い出します。

そして、「透き通る世界」に入った炭治郎は「ヒノカミ神楽 紗陽転身」でとうとう猗窩座の頸を斬り落としました。しかし、猗窩座は頸が斬られた状態でも動き続けます。そんな猗窩座を止めたのは過去の記憶。猗窩座は人間だった頃の記憶を思い出し、自分の攻撃を自ら食らい、ようやく死亡

カナヲ・伊之助VS童磨

鬼滅の刃 第162話から引用。

しのぶに代わり、童磨と戦っていたカナヲ。童磨の血鬼術で肺が凍りそうになるも、何とか攻撃を回避していました。すると、そこに伊之助が登場。伊之助の参戦で少しは追い風が吹きますが、倒すまでには至りません。また、伊之助の素顔を見た童磨は15年前に伊之助の母を食べ損ねたことを思い出します。

童磨の言葉で母の記憶を取り戻す伊之助。カナヲと連携して童磨に再び立ち向かいますが、童磨は血鬼術「結晶ノ御子」を出し、自分と同じぐらい強い氷の分身と戦わせて、立ち去ろうとします。その瞬間、童磨の目玉がドロっと崩れ落ちました。なんとしのぶは自身の体の中に猛毒を仕込み、その毒が効いたのです。体を保つことに精一杯になった童磨は血鬼術「霧氷・睡連菩薩」を発動し、2人の攻撃を回避。

ここでカナヲが「花の呼吸 終ノ方 彼岸朱眼」を発動。動体視力を極限に上げて、童磨の攻撃を回避し、とうとう頸に刃をかけます。さらに、ここで伊之助が二刀の日輪刀を投げつけて、童磨の頸を斬り落としました。2人はしのぶ・カナエ・母親の仇を取ることに成功。

VS黒死牟

鬼滅の刃 第168話から引用。

無惨の元に向かう無一郎は上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と遭遇。黒死牟の圧に恐気を感じるも、「」を発現して、攻撃を仕掛けていきます。しかし、「月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮」で片腕を切断され、自身の日輪刀で体を貫かれるなど、重傷を負ってしまいました。陰で戦いを見ていた玄弥も体を真っ二つに斬られてしまいます

そこに実弥が登場。玄弥が斬られたことに怒り、黒死牟に立ち向かいます。瞬きすらできないほど、ギリギリの戦いを展開しますが、「月の呼吸 陸ノ型 常夜弧月・無闇」で内臓を斬られてしまいました。それでも、戦い続ける実弥。そして、ここで遂に鬼殺隊最強の悲鳴嶼が登場。悲鳴嶼と実弥の猛攻で戦局は一気に傾きます。しかし、黒死牟も目にも止まらぬ速さで次々と型を出し、反撃させません。

そんな状況を打ち破ったのが無一郎と玄弥。無一郎は命を犠牲にして懐に飛び込み、「赫刀」に覚醒。さらに、玄弥は銃弾で血鬼術を放ち、黒死牟の動きを止めます。その隙に不死川が猛攻。そして、悲鳴嶼がとうとう棘鉄球で黒死牟の頭を叩き潰し、討伐に成功。ただし、玄弥と無一郎はここで死亡。

無惨復活!

悲鳴嶼の攻撃と珠世の薬のおかげで動きを止めていた無惨がとうとう復活。次々と隊士たちを殺していきます。そして、義勇と炭治郎が無惨と交戦。圧倒的な攻撃速度の無惨の攻撃で炭治郎は片目を失ってしまいます。そこに、甘露寺と伊黒も登場。さらに、愈史郎が鳴女(なきめ)を支配したことで、無限城は崩壊。全員が外に出ました。

夜明けまで後1時間30分。炭治郎と柱たちは猛攻を仕掛け、無惨を足止めします。しかし、炭治郎は無惨の攻撃をくらい、気絶。甘露寺・義勇・伊黒の3人は劣勢になりますが、そこに悲鳴嶼と実弥が参戦。さらには、伊之助・善逸・カナヲも参戦し、戦いは最終局面に。

柱たちは「」を発現し、「赫刀」に覚醒することで徐々に無惨を追い詰めていきます。しかし、無惨の大規模攻撃で全員が倒されてしまいました。無惨はカナヲにトドメを刺そうとすると、炭治郎が復活。炭治郎は意識を失っている中、炭吉と縁壱の記憶を見ていました。そして、ヒノカミ神楽が「日の呼吸」と知り、日の呼吸の全ての型について理解し、日の呼吸を使って無惨に立ち向かいます。

無惨が弱体化

鬼滅の刃 第197話から引用。

炭治郎が日の呼吸を使い始め、徐々に弱り始める無惨。日の呼吸を使う炭治郎と対峙して、戦国の時代に唯一自信を追い詰めた縁壱のことを思い出していました。また、徐々に体の動きが遅くなっていることに気付きます。原因は珠世が開発した薬で、無惨は一気に九千年も老いていました。そして、この時、炭治郎が日の呼吸の12の型を全て繋げることに成功。さらに、伊黒が復活し、2人で猛攻を仕掛けます。

また、無惨の体には縁壱から受けた傷が浮かび上がるなど、余裕のない状況になっていました。息切れを起こすなど、体力の限界が徐々に迫る無惨。その頃、禰豆子は産屋敷邸にいましたが、記憶を思い出してようやく人間に戻りました

鬼殺隊の勝利?

鬼滅の刃 第198話から引用。

夜明けまで35分となり、無惨は逃亡を企てます。しかし、炭治郎と伊黒が無惨を逃しません。すると、無惨は殻中から衝撃波を放ち、炭治郎と伊黒を攻撃。炭治郎はもろに攻撃を食らい、立ち上がることができません。このままでは無惨に逃げられるところですが、ここで伊之助と善逸が登場。炭治郎も衝撃波から復活し、3人で最後の猛攻を仕掛けます。

そして、炭治郎は「日の呼吸 陽華突」で無惨を壁に突き刺し、夜明けまで縫い止めようと最後の一撃を放ちました。さらに、甘露寺が無惨の肩腕をもぎ取り、実弥がもう片腕を切断。両腕を失った無惨は顔からおびただしい牙が生えた口を開き、炭治郎に噛み付こうとします。しかし、これは伊黒が体を張って死守。

全員がそのまま最後の力を振り絞って踏ん張り、とうとう朝日を迎えます

無惨の最期

鬼滅の刃 第199話から引用。

炭治郎たちは死力を尽くし、朝日が昇るまで無惨を留めることに成功しました。朝日を目にした無惨は最後の雄叫びを上げ、柱たちを衝撃で吹き飛ばします。しかし、炭治郎は片腕がもげながらも、日輪刀を放しませんでした。「心を燃やせ」と自分に言い聞かせます。さらに、義勇が背後から炭治郎を支え、炭治郎の日輪刀を一緒に掴みました。

すると、日輪刀は「赫刀」に変化。無惨のダメージが大きくなります。体が妬け始め、追い詰められた無惨は巨巨大な赤ん坊の姿となり、肉体を守り始めました。そして、その肉体は炭治郎を吸収。肌が妬けながらも、地中に潜ろうとする無惨ですが、鬼殺隊の最後の攻撃によって、塵となりました無惨はようやく死亡

ここまで死力を尽くしてきた柱たちも最後の時を迎えます。悲鳴嶼はお寺で一緒にいた子供たちと、伊黒と甘露寺はともにあの世に旅立っていきました。柱で生き残ったのは義勇と実弥だけです。無惨に吸収された炭治郎は息をしていませんでした

まさかの鬼化

鬼滅の刃 第203話から引用。

死を迎えた無惨は自分をここまで追い込んだ「鬼殺隊の不滅の想い」に感動を受けていました。そして、自分も想いを託したいと考え、炭治郎に全ての力を注ぎこみます。その結果、無惨の想いを汲んだ鬼・炭治郎が誕生

息を吹き返した炭治郎は失った腕を再生し、隠に襲い掛かります。何とか義勇が助けに入り、炭治郎を焼き殺そうとしますが、炭治郎は太陽を克服。伊之助が駆けつけ、炭治郎を殺そうとしますが、今までの優しい炭治郎の顔が浮かび上がり、刃を通すことができません。

ピンチを迎えた伊之助を救ったのが人間になった禰豆子。禰豆子は炭治郎に言葉を投げかけますが、炭治郎の理性は戻らず、禰豆子を攻撃してしまいます。暴れ始める炭治郎を救ったのがカナヲです。カナヲはしのぶから預かっていた「鬼を人間に戻す薬」を「花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼」を使って、炭治郎の体に突き刺しました。

精神世界で抗う炭治郎。無惨が人間に戻さまいと抵抗しますが、みんなが手を指し伸ばしてとうとう炭治郎の理性は元に戻りました。こうして、鬼殺隊の長きに渡る鬼との戦いが幕を下ろしました

鬼のいない世界

鬼滅の刃 第203話から引用。

無惨との死闘から3ヵ月、炭治郎たちは春を迎えていました。炭治郎は片腕と片目が使えなくなっていましたが、順調に回復。宇髄や煉獄親子、刀鍛冶の面々が次々と病室に押しかけるなど、全員が戦いの終わりを炭治郎と共に実感していました。

産屋敷邸では、最後の柱合会議が開かれていました。耀哉に代わって、無限城で指揮を振るっていた産屋敷輝利哉は生き残った義勇・実弥に鬼殺隊の解散を告げます。産屋敷家の千年にも及ぶ戦が終わり、輝利哉は涙を流し、2人に礼を告げました

その後、炭治郎と禰豆子は戦いで亡くなった隊士たちの墓に向かいました。全部の墓に花を添え、4人で懐かしの炭治郎の家に。炭治郎と禰豆子は沢山の人に支えられ、助けられて家に帰ることができました。この家で善逸・伊之助と一緒に暮らし始めます。ここでようやく炭治郎と禰豆子の長い長い物語が幕を下ろしました

そして、時は流れて現代。炭治郎や柱たちの時代は過ぎ、何百年も先の子どもたちが鬼のいない世界で平和に暮らしている姿が描かれ、鬼滅の刃は完結

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