呪術廻戦

【呪術廻戦】伏黒甚爾とは?強さ・天与呪縛|死亡理由と復活経緯・伏黒恵との過去について

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)の「伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)」を解説。伏黒甚爾(禪院甚爾・伏黒父)の術式・強さ、天与呪縛、伏黒恵との過去、死亡理由と復活経緯、各巻ごとの活躍や登場話などもまとめています。

この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)とは?

禪院家出身で伏黒恵の父親

伏黒甚爾(禪院)の画像

呪術廻戦66話より引用。

伏黒甚爾とは、御三家の1つ禪院家の生まれで、呪術界では「禪院甚爾」として知られる人物伏黒恵の実の父親であり、婿入りを経て苗字が伏黒に変わっています。

天与呪縛により呪力を全く持たない

名門の生まれでありながら、甚爾は呪力を全く持ちません。特級術師の九十九由基いわく、呪力が完全にゼロなのは世界中探しても伏黒甚爾ただ一人。

呪具がないと呪霊を祓うことができないため、甚爾は禪院家で酷い扱いを受けたようです。

2006年時点で死亡している

本編が始まる2018年から12年前、甚爾は天内理子を巡って五条悟(ごじょうさとる)と対決。激戦の末に敗北し、すでに死亡しています

伏黒甚爾の現在状況について

伏黒甚爾の術式・天与呪縛

天与呪縛のフィジカルギフテッド

天与呪縛のフィジカルギフテッド

呪術廻戦113話より引用。

甚爾は、エリート呪術家系「禪院家」の生まれにもかかわらず、呪力が完全に0。その代わり天与呪縛により、並外れた身体能力を持つのが特徴

天与呪縛の恩恵は絶大で、呪霊と対等以上に戦う力を有することに。特に移動速度が異常で、肉眼で追うことは困難です。

また、呪力が0にもかかわらず五感で呪霊を認識可能。呪力を完全に捨て去ることで逆に呪いへの耐性を獲得。さらに優れた五感によって、人間の臭跡や足跡の痕跡を探ることもできます。

武器を出し入れできる呪霊を体内に格納

武器庫の呪霊を扱う伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦71話より引用。

呪霊には素手でダメージを与えられないため、物を格納できる呪霊を武器庫として飼い、その呪霊に呪具を持たせています。

しかし呪霊を連れてしまうと、甚爾は呪具の呪力を帯びてしまうことに。甚爾は呪力がなく透明人間のようなものですが、呪力で認知されてしまいます。

そのため、普段は呪霊自身に呪具を格納させて、呪霊のサイズを縮小。呪霊を飲み込んでおくことで、呪霊・呪具の呪力を隠しています。

使用した呪具一覧

呪具 特徴
特級呪具「天逆鉾」 発動中の術式強制解除
万里ノ鎖 端を観測されなければ際限なく伸び続ける鎖
特級呪具「游雲」 渋谷事変で復活時に使用
特級呪具の中で唯一術式効果が付与されていない

領域展開は使用不可・対抗策なし

伏黒甚爾は呪力を持たないため、領域展開を使用不可能。領域に対抗する結界を張ることも不可能なので、領域に対する対抗策はありません。

伏黒甚爾の過去|恵との別れ

1.星漿体を暗殺するために雇われる

天内理子の殺害を目論む伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦67話より引用。

天元との同化を阻止するべく、盤星教「時の器の会」は星漿体である天内理子の暗殺を目論みます。

ただし、盤星教は呪術師と戦う力を持たないため、"術師殺し"と呼ばれる伏黒甚爾を雇うことに。甚爾も金を求めていたので、盤星教の依頼を受けるのでした。

2.五条・夏油を排し天内の暗殺に成功

五条の首を刺す伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦71話より引用。

甚爾はボディーガードについている五条悟を警戒。五条を弱らせることを画策します。

甚爾は呪詛師御用達の闇サイトで天内理子にフェイクの懸賞金をかけ、五条に長時間術式を使用させることに。

五条は理子を守るために、2日間休むことなく術式を使用。五条の体力を大きく消耗させます

そして賞金を解いた後、油断した五条が術式を解いた瞬間を見計らって奇襲。特級呪具「天逆鉾」を使うことで五条を戦闘不能へと追い込みます。

夏油も同様に戦闘不能にし、天内の暗殺に成功した伏黒甚爾は、天内の遺体を盤星教本部へと届けるのでした。

3.復活した五条に敗北し死亡

盤星教本部から去ろうとした伏黒甚爾の目の前に、殺したはずの五条が登場

五条は死に際になって呪力の核心を掴んで反転術式を会得。甚爾の攻撃に合わせて、自身の体を治療していたのでした。

覚醒した五条は、反転術式を応用して「術式反転:赫」「虚式:茈」を使い、甚爾を圧倒。現代最強の術師となった五条に敵わず、伏黒甚爾は戦死します

4.禪院家に恵を売っていた

甚爾は死の直前、五条に「2,3年後に自分の息子を禪院家に売る」と伝えます。

この言葉がきっかけとなり、五条は伏黒恵のもとを訪ね保護することに。恵は禪院家にはいかず、呪術高専に入学して呪術師になるのでした。

伏黒甚爾の死亡理由・復活の経緯

五条悟(ごじょうさとる)に敗北し死亡

五条に敗北した伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦75話より引用。

2006年、甚爾は星漿体「天内理子」を巡り五条悟と対決。特級呪具を駆使して1度は五条を下したものの、五条は死の直前で覚醒し反転術式で復活。

覚醒した五条が一気に優勢となり、無下限呪術の虚式「茈」を喰らい、甚爾は死亡してしまいます。

伏黒甚爾の復活経緯

1.オガミ婆の降霊術によって復活

オガミ婆の降霊術で復活する孫伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦95話より引用。

2018年10月31日の渋谷事変にて。呪詛師オガミ婆の降霊術により、孫の体に禪院甚爾の"肉体の情報"が降ろされることに。

禪院甚爾に変身した孫は、猪野を圧倒し一瞬で戦闘不能に。

ここまではオガミ婆の目論見通り上手くいっていましたが、孫の魂が禪院甚爾の肉体に敗北。禪院甚爾が肉体を乗っ取り復活してしまいます。

そしてオガミ婆は降霊術発動時に「術師を殺せ」という命令を出していたため、甚爾は呪詛師であるオガミ婆も殺すのでした。

2.術式を解けず甚爾が暴走

オガミ婆の降霊術は彼女の死後も継続しますが、器である孫の呪力が尽きた時点で降霊も終わるはずでした。

しかし、甚爾の肉体には呪力が無く呪力を消費しないため、降霊術式が終了する契機を喪失

重なったイレギュラーにより術式は暴走、禪院甚爾は器が壊れるまで本能のまま戦い続ける事態となってしまいます。

3.陀艮との戦闘に乱入

殺戮マシーンと化した甚爾は、伏黒恵が偶然作った穴を通って、陀艮の領域内に侵入
真希が持っていた游雲を奪うと、その場の強者であった陀艮へと襲い掛かります。領域内でありながら、甚爾は陀艮を圧倒。

直毘人や恵の援護も受け、一瞬のうちに陀艮を祓うこととなりました。

4.伏黒恵を襲うが、意識を取り戻し自害

恵と再会して自害する伏黒甚爾(禪院)

呪術廻戦113話より引用。

陀艮を祓った禪院甚爾は、次は伏黒恵へと襲いかかります。暴走しており、一切攻撃の手を緩めない甚爾。

しかし戦いの中で、相手が自分の息子「伏黒恵」であることに気付きます。意識を取り戻した甚爾は、恵が息子だと確認した後に自害しました。

伏黒恵の解説はこちら

禪院家のキャラたち

キャラクターの一覧はこちら

(C)芥見下々
※本記事で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。

-呪術廻戦