鬼滅の刃のストーリー中盤、無限列車編・遊郭編での炭治郎と柱たちの上弦の鬼との激闘・上弦と無惨が揃った無限城での会話について解説していきます。
【7巻~8巻】無限列車編
無限列車に乗り込む!
蝶屋敷での治療を終えた炭治郎(たんじろう)・善逸(ぜんいつ)・伊之助(いのすけ)は、次なる任務地・無限列車に向かいました。
無限列車では、次々と乗客が鬼に喰われ、鬼殺隊の隊士たちも消息を絶っている危険な列車。炭治郎はその無限列車に乗車し、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)と合流します。
煉獄と合流後、炭治郎は竈門家に伝わる「ヒノカミ神楽」のことを煉獄に質問しました。しかし、煉獄は知らんと言い、一蹴。善逸は無限列車に鬼が出ると聞いてわめき、伊之助は列車の速度に驚愕するなど、各々らしさ全開で時間を過ごしていました。
その後、炭治郎たちの元に駅員が切符を切りにやってきます。すると、その直後に鬼が出現。煉獄は日輪刀を抜き、「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」で鬼の頸を斬り落とします。しかし、既に炭治郎たちは鬼の手に落ちていました。
下弦の壱・魘夢
鬼の頸を斬った煉獄でしたが、気が付くと夢を見ていました。その場にいた炭治郎・善逸・伊之助も同じく夢に落ちます。そして、炭治郎は夢の中で死んだはずの家族と再会。状況に動揺しながらも、久しぶりに会えた家族と幸せな時間を過ごしていました。
善逸は夢の中で禰豆子と2人だけの時間を楽しんでいます。禰豆子の手を取り、禰豆子をおんぶして、川を渡るなど、善逸によってこれ以上ない時間を過ごしていました。伊之助は夢の中で洞窟探索。炭治郎たちを手下に従えて、歌を歌いながら楽しそうな様子です。
そして、煉獄は自宅で炎柱になったことを父・槇寿郎(しんじゅろう)に報告していました。しかし、聞く耳を持たない槇寿郎。その後、弟の千寿郎(せんじゅろう)が登場します。杏寿郎は千寿郎が亡くなった母の記憶がないことを可哀想だと思いながら、「どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる!」「頑張ろう!」と鼓舞。
炭治郎たちに夢を見せていた黒幕は、下弦の壱・魘夢(えんむ)です。魘夢は列車の人間を使って、炭治郎たちを夢の世界に誘っていました。そして、「深い眠りだ」「もう目覚めることはできないよ」と余裕をかましていました。
精神の核を破壊される!?
魘夢の指示に従っていた乗客は、炭治郎や煉獄たちに魘夢の作った縄を使って、炭治郎たちの夢の中に侵入。そして、精神の核を探し始めました。精神の核を破壊すると、核の持ち主は廃人になってしまいます。
煉獄の夢に侵入した女の子は、煉獄の核を発見しました。そして、煉獄の赤い核を壊そうと、アイスピックのような武器を振りかざします。しかし、その瞬間、現実世界で煉獄が女の子の頸を掴み、攻撃を阻止。煉獄は変わらず寝ていましたが、「精神の核を破壊されると戦闘不能の状態になる」と本能的に察知していました。しかし、女の子を殺すわけにもいかず、膠着状態が続きます。
その頃、炭治郎は変わらず、家族と家で楽しい時間を過ごしていました。ただ、だんだんと違和感に気付き始めます。水を汲みに行くと、その道中で禰豆子の木箱を発見。さらに、水を汲む際には、水面に鬼殺隊の隊服を着た自身の姿が映り、「起きろ、攻撃されてる」「目覚めろ、起きて戦え」と水面の自分から言われます。ようやく、炭治郎は状況を把握しました。
とうとう夢から覚醒!
炭治郎は状況を把握したものの、夢から抜け出す方法が分からず、目覚めることができません。
すると、現実世界では、木箱から禰豆子が出てきました。禰豆子は苦しそうに寝ている炭治郎を起こそうとしますが、炭治郎は無反応。頭突きをするも、超石頭の炭治郎のせいで流血し、泣いてしまいました。
そして、禰豆子は血鬼術「爆血」を発動して炭治郎の体を燃やすと、夢の中の炭治郎が爆血で体が燃え始めました。すると、炭治郎の格好が日輪刀を帯刀した鬼殺隊の隊服に戻ります。炭治郎は弟たちに謝りながら家を飛び出し、鬼を探し始めました。六太(ろくた)は「お兄ちゃん行かないで!!」と訴えます。それでも、炭治郎は心のなかで謝りながら、走り去っていきました。
走り回る炭治郎でしたが、鬼を見つけられずにいました。どうすればいいか、必死に考えていると、背後から父・炭十郎(たんじゅうろう)の「刃を持て」「斬るべきものはもう在る」という声が聞こえました。この言葉で炭治郎は夢から覚める方法が分かり、自分の首を日輪刀で斬りました。
炭治郎VS魘夢
炭治郎は夢の中で自分の首を斬り、ようやく目が覚めました。そして、煉獄・善逸・伊之助がまだ眠っていることに気付き、すぐに起こそうとします。しかし、それでも煉獄たちは起きません。
炭治郎は車両の連結部分に行き、戦闘車両から重たい鬼の匂いが魘夢のものだと気付きました。魘夢は「本当は幸せな夢を見せた後で悪夢を見せてやるのが好きなんだ」と言い、炭治郎を挑発。
炭治郎は魘夢の言葉を聞いて、「人の心の中に土足で踏み入るな」と激怒。そして、「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」で魘夢に攻撃をします。
しかし、魘夢は血鬼術「強制昏倒催眠の囁き」で炭治郎を再び夢の世界に落としました。再び夢の世界に落ちた炭治郎を待っていたのは、家族たちの暴言でした。「アンタが死ねば良かったのに」と言われて、炭治郎の怒りはピークに達します。
即座に夢から覚醒して、「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」を使って、魘夢の頸を斬り落とします。
全員参戦!
炭治郎は魘夢の頸を斬るものの、手ごたえがありません。魘夢は既に無限列車と融合し、攻撃しても意味がなくなっていました。さらに、無限列車と一体化したことで、乗客200人が人質に。炭治郎はすぐに魘夢に斬りかかりますが、魘夢は列車の中に消えてしまいます。
すると、そこに目を覚ました伊之助が登場。伊之助と炭治郎は列車の中に戻り、魘夢の触手から乗客を必死に守ります。さらに、禰豆子も参戦。しかし、禰豆子は魘夢の触手によって、両腕・両足を絡められ、動けない状況に。すると、そこに眠ったままの善逸が「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連」を放ちながら駆けつけます。
そして、ようやく煉獄も目覚め、戦いに参加。超スピードで炭治郎の元に駆けつけ、「鬼の頸を探せ」と指示。炭治郎は伊之助と共に、前方車両に移動し、ようやく魘夢の頸を発見しました。
ヒノカミ神楽で魘夢撃破!
炭治郎と伊之助は前方車両でとうとう魘夢の頸を見つけました。お互い呼吸を使って、頸を攻撃しますが、魘夢の頸は硬く、完全に斬ることができません。さらに、幾つもの魘夢の腕が襲い掛かり、「強制昏倒睡眠・眼」を食らい、再び夢の世界に陥ってしまいます。炭治郎はその度に何度も自害。
伊之助の助けもあり、なんとか目を覚ました炭治郎。しかし、伊之助を庇って運転手が向けたアイスピックのような武器が腹に刺さってしまいます。傷を負った炭治郎ですが、それでも伊之助と共に再び魘夢の頸に攻撃を開始。伊之助は「獣の呼吸 肆ノ牙 切細裂き」で頸を隠していた肉を斬り裂きます。
そして、炭治郎は「ヒノカミ神楽 碧羅の天」で完全に頸を斬り落としました。
上弦の参・猗窩座 襲撃!!
炭治郎の攻撃で魘夢は死亡。無限列車は激しく横転しますが、煉獄の力もあって乗客全員死ぬことはありませんでした。腹を刺された炭治郎も呼吸を意識して、なんとか止血に成功します。これで一件落着かと思った瞬間、上弦の参・猗窩座が襲撃。
猗窩座はすぐに炭治郎を殺そうと襲い掛かります。間一髪のところで、煉獄が「炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天」で猗窩座の攻撃を阻止。猗窩座は、煉獄の強さを認め、「お前も鬼にならないか?」と提案します。もちろん、煉獄がその誘いに乗るはずもなく、柱と上弦の激しい戦いが始まりました。
猗窩座は血鬼術「破壊殺・羅針」を使い、強力な拳をぶつけてきますが、煉獄は炎の呼吸で応戦。猗窩座の猛攻「破壊殺・乱式」と煉獄の「炎の呼吸 伍ノ型 炎虎」がぶつかり合うなど、かつてないレベルの戦いが勃発!
煉獄の死
煉獄は猗窩座と互角の戦いを繰り広げますが、徐々に均衡が崩れます。煉獄は片目と内臓を失ってしまいました。そして、奥義「玖ノ型 煉獄」をぶつけますが、猗窩座は直ぐに傷を再生。さらに、猗窩座の腕は煉獄の腹を貫通しています。しかし、煉獄はその状態で日輪刀を猗窩座の頸に突き刺します。急所に刺さった右手は筋肉で止め、左腕の攻撃も何とか防ぎます。
朝日も昇り始め、猗窩座が消滅するのも時間の問題になり始めました。しかし、猗窩座は腕を切断し、その場をなんと無理やり離れました。
重傷を負った煉獄は炭治郎に「煉獄家に行くといい」と言いますが、炭治郎は喋らないでいいから止血して欲しいと嘆願。しかし、助からないと悟った煉獄は、炭治郎に最後の言葉を託します。
「心を燃やせ」「もっともっと成長しろ」「俺は信じる、君たちを信じる」と炭治郎に伝えました。最後には母の姿が浮かび、「立派にできましたよ」という言葉を聞き、煉獄は死亡。
無惨の目的と煉獄家
猗窩座は無惨(むざん)に煉獄を殺したことを報告していました。しかし、無惨は「青い彼岸花は見つかったのか?」と猗窩座を詰めます。無惨は青い彼岸花を見つけられず、柱を1人殺した程度で良い気になっている猗窩座に失望。猗窩座は、炭治郎が頸に突き刺していた日輪刀を粉砕し、「次会った時はお前の脳髄をぶちまけてやる」と怒りを露わにしていました。
一方の炭治郎は再び蝶屋敷で治療。しかし、炭治郎は蝶屋敷を抜け出し、煉獄家に向かっていました。煉獄家に行くと千寿郎と槇寿郎と出会います。槇寿郎は炭治郎に対して、暴言を連発。さらに、炭治郎の耳飾りを見て、炭治郎を「始まりの呼吸」の使い手だと勘違いします。「始まりの呼吸は一番始めに生まれた呼吸 最強のみ技」と言いますが、己の弱さを悔やんでいた炭治郎は槇寿郎に頭突きを放ちました。
やってしまった炭治郎でしたが、千寿郎から「炎柱ノ書」を受け取ります。しかし、中身はずたぼろ。中身は千寿郎が復元することになりました。そして、炭治郎は煉獄の日輪刀の鍔を受け取り、蝶屋敷に帰還。
鬼滅の刃各キャラクターの生存等最終的な状況について
【9巻~11巻】遊郭編
宇髄登場!遊郭に侵入!
炭治郎が蝶屋敷に戻り、4ヶ月が経過。炭治郎は怪我も完治し、鬼を倒していました。ある日、炭治郎が任務から戻ると、蝶屋敷には音柱・宇髄天元の姿が。宇髄はアオイとなほを連れて、遊郭に行こうとしていました。炭治郎・善逸・伊之助は2人の代わりに、鬼の棲む遊郭に行くことになります。
炭治郎たちは宇髄と共に遊郭に潜入。まずは、宇髄の嫁3人を探すことになります。炭治郎たち3人は、ときと屋の須磨(すま)・荻本屋のまきを・京極屋の雛鶴(ひなつる)を見つけるべく、女装してそれぞれお店に潜入を開始しました。
上弦の陸・堕姫登場!
炭治郎たちはそれぞれ店に潜入し、宇髄の嫁を探し始めました。すると、善逸は鬼の気配がする花魁と遭遇。伊之助もお店から鬼の気配を感じていました。翌日、4人は合流するも、善逸の姿はありませんでした。
その夜、炭治郎はときと屋の花魁・鯉夏に挨拶し、お店を出ます。すると、炭治郎が離れた鯉夏の元に上弦の陸・堕姫(だき)が登場。炭治郎がすぐに駆けつけると、鯉夏は体が離れた状態で帯に吸収されていました。
堕姫は炭治郎に向かって、無数の帯を伸ばして攻撃を開始。炭治郎は簡単に吹き飛ばされて、堕姫の力に圧倒されます。襲い掛かってくる堕姫を「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮・乱」で迎え撃ち、本格的な戦いが始まりました。
宇髄が嫁を救出!炭治郎は1人奮闘!
宇髄は雛鶴を見つけていました。毒を飲んだ雛鶴に「解毒薬が効いたら吉原を出ろ」と言い、鬼の元に急ぎます。気配を探り、地面の下で戦闘が始まっていることに気付く宇髄。そして、巨大な出刃包丁型の日輪刀を手に取り、「音の呼吸 壱ノ型 轟」で地面を抉ります。
一方の炭治郎は煉獄から授かった言葉を思い出し、「ヒノカミ神楽 炎舞」「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡」で堕姫に攻撃を仕掛けていました。ヒノカミ神楽であれば、上弦の鬼と戦えると確信を持ち、堕姫に勝つことを決意します。
宇髄が帯から人質を救出
地面の下には無数の帯があり、その中には消息を絶っていた善逸や須磨・まきをの姿がありました。宇髄よりも先に駆け付けた伊之助は次々と帯を斬って、須磨とまきをを解放。ここでようやく宇髄が駆けつけます!
宇髄は一瞬にして、帯を粉々に斬り刻んで人質を解放しました。そして、堕姫と炭治郎の元に急ぎます。
堕姫は真の姿となり、更なる強さになりました。炭治郎は警戒するも、堕姫の超高速攻撃を回避出来ず、出血。その場にいたお店の店主は腕を切断、建物も斬られるなど、かなりの被害が出てしまいました。
周囲を巻き込む堕姫の攻撃で、炭治郎の怒りが爆発。炭治郎の額には、「痣」が発現し、堕姫を追い詰めていきます。しかし、後一歩のところで限界が訪れ、動けなくなってしまいました。
禰豆子VS堕姫
動けなくなった炭治郎を救ったのは、禰豆子でした。禰豆子は堕姫の攻撃に激しい怒りを覚え、覚醒します。堕姫の攻撃で斬られた足も瞬時に再生。その再生速度は、上弦にも匹敵するほど。さらに、額からは角が生え、噛んでいた竹を放し、服ははだけるなど今までとは違った姿になります。
覚醒した禰豆子は堕姫を蹴り、地面に叩きつけるなど、圧倒的な強さです。しかし、覚醒した分、鬼の本性が強くなってしまい、周囲にいた人間を食べようとしました。炭治郎は咄嗟に体を張って、禰豆子を止めます。しかし、禰豆子は止まらず、暴走。そこに、堕姫も戻ってきて、炭治郎は絶体絶命のピンチに陥ります。
すると、そこに宇髄が駆けつけます。そして、一瞬のうちに堕姫の頸を斬り落としました。宇髄は関心する炭治郎に「妹をどうにかしろ」「子守唄でも歌ってやれ」と口にします。炭治郎は暴れる禰豆子に子守唄を歌い、ようやく禰豆子は眠りにつきました。
真の上弦の陸・妓夫太郎
宇髄に頸を斬り落とされた堕姫でしたが、何故か死にませんでした。宇髄は頸を斬っているのに体が崩れないことを不審に思っていると、堕姫の体から、新たなる鬼・妓夫太郎(ぎゅうたろう)が姿を現します。宇髄はすぐに攻撃を仕掛けますが、妓夫太郎は宇髄の攻撃を回避。再び攻撃しようとするも、逆に妓夫太郎の攻撃を食らってしまいます。
妓夫太郎は恵まれた体格の宇髄が羨ましいと言いながら、血鬼術「飛び血鎌」で宇髄を攻撃。宇髄は堕姫が頸を斬っても死なない事、妓夫太郎が出てきた事を考えながら、攻撃を躱していきます。
宇髄が「一筋縄ではいかねえわな」と言うと、妓夫太郎は「俺たちは二人で一つだからなあ」と返し、堕姫と妓夫太郎が兄妹だと判明しました。
音柱VS上弦の陸
宇髄と妓夫太郎&堕姫の本格的な戦いが始まりました。宇髄は既に妓夫太郎の毒を食らっていましたが、日輪刀を振り回し、妓夫太郎に接近。妓夫太郎と戦いながら、堕姫を蹴り飛ばし、爆薬で攻撃するなど、人間離れした戦いを展開します。
そこに炭治郎・善逸・伊之助が登場。宇髄は「こいつら三人共優秀な俺の継子だ」と3人を鼓舞し、再び戦闘開始。善逸と伊之助は堕姫と交戦し、炭治郎は宇髄と共に妓夫太郎と戦います。
宇髄は炭治郎を庇いながら、妓夫太郎に応戦。上空からは堕姫の無数の帯が放たれるなど、兄妹の連携攻撃が確実に宇髄と炭治郎を追い詰めていきます。宇髄は状況を打破すべく、「音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々」で反撃。さらに、雛鶴が毒の塗ったクナイを妓夫太郎に放ちます。
クナイは妓夫太郎に避けられるも、隙が生まれした。宇髄は一瞬の隙で妓夫太郎の懐に入り、両足を切断。そして、炭治郎も頸を狙いますが、妓夫太郎は直ぐに脚を再生し、攻撃は失敗。
妓夫太郎は零距離で血鬼術「円斬旋回・飛び血鎌」を放ち、宇髄が「音の呼吸 肆ノ型 響斬無間」で相殺。しかし、その間に妓夫太郎は雛鶴に接近。雛鶴を殺そうとします。
堕姫撃破?
絶体絶命の雛鶴を救ったのが、炭治郎です。炭治郎は水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜた技で、雛鶴を助けました。そして、妓夫太郎の腕を切断することに成功。その隙に宇髄は、妓夫太郎の頸元に日輪刀を近づけますが、残念ながら止められてしまいます。宇髄は妓夫太郎が再び血鎌を放つのを察知し、妓夫太郎を連れて、炭治郎・雛鶴の場所から離れました。
その頃、善逸と伊之助は堕姫の攻撃に苦戦。そこに炭治郎も参戦します。炭治郎と善逸はお互いに型を出し、伊之助が攻撃に集中できるよう、時間を稼ぎました。そして、伊之助は「獣の呼吸 陸ノ牙 乱杭咬み」でとうとう堕姫の頸を斬り落としました。
伊之助は堕姫が再生しないよう、頸を持って逃げ回ります。しかし、そこに宇髄といたはずの妓夫太郎が現れ、伊之助の急所を背後から突き刺しました。宇髄は妓夫太郎の攻撃で左手を失い、倒れてしまいました。
さらに、炭治郎たちも妓夫太郎の広範囲攻撃を食らい、全滅してしまいます。
宇髄復活!譜面完成!
なんとか意識を取り戻した炭治郎ですが、目の前には妓夫太郎の姿が。妓夫太郎は炭治郎に詰め寄り、心を折るような言葉を投げかけますが、炭治郎は得意の頭突きで反撃。さらに、隙をついて、妓夫太郎の頸を斬りつけていきます。
さらに、善逸も瓦礫から抜け出し、「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 神速」で堕姫の頸を切りつけます。千載一遇のチャンスでしたが、妓夫太郎は血鎌を発生させて、炭治郎の日輪刀を弾きました。血鎌に押され、ピンチになった炭治郎でしたが、そこに宇髄が駆けつけます。
宇髄は筋肉で心臓を止めて、その間に「譜面」を完成させていました。譜面とは、宇髄独自の戦闘計算式。相手の攻撃の律動を読んで、音に変換することで敵の攻撃を分析するもの。譜面を完成させた宇髄は片腕を失いながらも、単独で妓夫太郎と互角に渡り合います。
宇髄が妓夫太郎を抑え、炭治郎は頸を斬る機会を狙っていました。そして、宇髄の「飛べ」の合図で上空に飛び、妓夫太郎の頸を狙います。妓夫太郎は鎌で炭治郎の顎を突き刺しますが、炭治郎は止まりません。「体中の痛みは全て忘れろ食らいつけ」と考えていると額の痣が濃くなり、日輪刀が頸に入り始めました。
上弦の陸撃破!!
炭治郎が妓夫太郎の頸に日輪刀を突き刺した頃、妓夫太郎の攻撃で急所を外していた伊之助が堕姫の頸に斬りかかっていました。そこに、善逸も加わり、3人は同時に気合を入れて、妓夫太郎・堕姫の頸を同時に斬り飛ばすことに成功。ようやく上弦の陸を撃破しました。
しかし、妓夫太郎の体から「円斬旋回」が放たれて、その場にいた全員が吹き飛ばされてしまいます。
炭治郎が目を覚ますと、そこには禰豆子の姿が。また、善逸と伊之助は重傷を負っているものの、無事に生きていました。伊之助は毒のせいで死にかけ。しかし、禰豆子が「爆血」を使い、毒を消滅させたことで、一命を取り戻しました。もっとも重傷だった宇髄も禰豆子が「爆血」で毒を消滅。
炭治郎は珠世(たまよ)に血を提供するため、妓夫太郎と堕姫のもとに向かいました。すると、そこで2人は、兄妹喧嘩をしています。炭治郎は妓夫太郎が嘘をついていることに気づき、「仲良くしよう」と言うと、堕姫は号泣しながら、妓夫太郎の名前を叫び、死亡。妓夫太郎も墜姫に続いて死亡しました。
鬼滅の刃各キャラクターの生存等最終的な状況について
【12巻】上弦集結
激戦終了
妓夫太郎・堕姫との死闘が終わると蛇柱の伊黒小芭内(いぐろおばない)が駆けつけました。伊黒は引退を口にする宇髄に若手が育っていないから死ぬまで戦えと促します。宇髄から炭治郎が生き残ったと聞き、驚いていました。さらに、この快挙は産屋敷邸にも届き、お館様も喚起。「お前は必ず倒す」「我が一族 唯一の汚点であるお前」と口にしました。
上弦の鬼
その頃、無惨の城・無限城では、130年ぶりに上弦の鬼が集結していました。猗窩座や上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)、上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)・上弦の弐・童磨(どうま)・上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)が次々と登場。上弦の鬼を集めたのは、無惨です。無惨は妓夫太郎が死亡したことを伝えます。
そして、玉壺に「情報が確定したら半天狗と共に其処へ向かえ」と新たな指示。
無惨は機嫌の悪さがピークとなり、上弦の鬼に「青い彼岸花」の発見と「鬼殺隊の壊滅」を急がせました。
炭治郎の目覚め
遊郭での戦いを終えた炭治郎は2か月間、意識が戻らず、ずっと寝ていました。そして、夢の中で先祖の炭吉(すみよし)が継国縁壱(つぎくによりいち)の何気ない会話を聞いていました。
そして、ようやく炭治郎は意識を取り戻し、目覚めます。きよ・すみ・なほの3人は大号泣。炭治郎は善逸・伊之助・宇髄が無事だと聞き、安堵しました。
その1週間後には、炭治郎・伊之助ともに任務復帰を果たします。しかし、炭治郎の調子は万全ではなく、体力はなかなか戻りません。すると、きよが炭治郎に鋼鐵塚(はがねづか)から届いている手紙を渡しました。
その手紙には、炭治郎に対する呪いの言葉がぎっしり。困っている炭治郎に対して、きよは「直接会ってお話した方が良い」「里の方に行ってみてはどうですか?」と背中をお通し。
きよの言葉がきっかけとなり、炭治郎は刀鍛冶の里に行くことを決めました。