呪術廻戦の特級呪物の呪胎九相図三番「血塗(けちず)」を解説。血塗の術式・蝕爛腐術や強さ、存在しない記憶、虎杖との関係、呪胎九相図の兄弟・母親父親、死亡理由、各巻ごとの活躍や登場話などもまとめています。
血塗(けちず)とは?
人間と呪霊から生まれたハーフ
血塗とは、特級呪物「呪胎九相図」の3番が受肉した存在のこと。そもそも呪胎九相図は、加茂憲倫の実験により人間の女性と呪霊から生まれた9人の子供のことであり、混血児にあたります。
血塗は9人の子供の三男にあたり、呪霊に近しい見た目を持ちながらも特級呪霊に匹敵する力を所持。毒の含まれた血をを駆使して戦います。
正確には呪霊ではない
人間の女性と呪霊の間に生まれたハーフのため、正確には呪霊ではありません。さらに呪霊と違い、非術者でも肉眼で確認することが可能となっています。
さらに受肉状態は人間の体をベースとしているため、虎杖と戦った際の血塗は「人間」に分類されます。
復活を手助けしてくれた呪霊に一時協力
血塗を含めた呪胎九相図は、高専に保管され約150年間封印されてきました。その呪胎九相図を真人が盗み出し、血塗たちは受肉。
血塗らは復活を手助けしたもらった恩を返すため、一時的に特級呪霊グループに協力しています。しかし協力している本心は、人間よりも呪いが生きる世界の方が自分達に都合が良いため。
いつ裏切ってもおかしくない利害関係のもと、呪霊グループと共に行動していました。
血塗のプロフィール
九相図No | 3番 |
---|---|
嗜好趣味 | 兄弟 |
嫌いなもの | 加茂憲倫 |
声優 | 山口勝平 |
血塗の現在状況について
https://entame-life.haranuud.com/jujutsu-chara
血塗の術式と領域展開・強さ
「蝕爛腐術/しょくらんふじゅつ」
血塗の術式は、呪力の籠もった毒血を浴びせて発動する「蝕爛腐術/しょくらんふじゅつ」。毒血が相手の体内に入ることで、術式が発動します。
術式の発動条件は「壊相」「血塗」どちらの血でもよく、「血塗の血を侵入させ、壊相が術式を発動する」ことも可能です。
「朽/きゅう」
血の侵入箇所から腐食が始まり、肉体を腐らせ毒化していきます。痛みと毒でまともに動けなくなり、10〜15分程で死に至る技です。
失血死する可能性は低い
血塗の術式は、自身の血を使うため本来失血死のリスクを伴います。しかし血塗は呪力を血液に変換できる特異体質であり、呪力がある限り失血死は起きません。
領域展開に関する情報は無し
血塗が領域展開を使用した描写はありません。受肉して間もないため、まだ領域展開を身につけていなかった可能性が高そうです。
呪胎九相図の兄弟・母親と父親
【母親】明治時代の人物
血塗の母親は人間であり、呪霊の子を孕む特異体質でした。明治時代の初め、血塗の母は加茂憲倫の捕まってしまい、呪霊と人間のハーフを9人産むことに。
その三番・三男にあたる人物が血塗です。
【父親】明治時代の呪霊
血塗の父親は、加茂憲倫の実験に用いられた明治時代初期の呪霊。等級・術式・見た目などの情報は一切ありません。
【間接的父親】加茂憲倫
加茂憲倫は、人間である母親に強制的に呪霊の子を孕ませました。その結果血塗を含めた呪胎九相図が生まれたため、間接的に血塗を生み出した父親的な立場です。
呪胎九相図の兄弟一覧
【一番】脹相(ちょうそう)
一番目に生まれた九相図で、血塗・壊相と同じ八十八橋事件の際に受肉。見た目はかなり人間寄りで、見た目だけでは血塗の兄と判断するのは難しいです。
【二番】壊相
二番目に生まれた九相図で、脹相・血塗と同じ八十八橋事件の際に受肉。150年間、お互いの存在だけを頼りに封印を保ってきており、深い絆で結ばれています。
見た目はかなり人間寄りで、背中にだけ呪霊要素が色濃く出ているのが特徴。
脹相壊相血塗の3人を指した「俺たちは三人で一つだ」という誓いの言葉からも分かるように、お互いを信頼し合っています。
【×九相図】虎杖悠仁
143話にて呪胎九相図ではないと判明。しかし脹相と同じく加茂憲倫から生まれており、血塗からすると腹違いの弟にあたります。
虎杖は加茂憲倫を操っていた人物から産まれました。加茂憲倫は虎杖父の妻「香織」の体を乗っ取り、父親「仁」との間に子供「虎杖悠仁」を作り出産したのです。
血塗の死亡理由
釘崎の黒閃・簪で死亡
血塗は宿儺の指の回収中に、虎杖悠仁と釘崎野薔薇(くぎさきのばら)と遭遇。壊相と協力し蝕爛腐術で2人を追い詰めますが、釘崎の共鳴りで大ダメージを受けた血塗。
動けなくなった血塗は、虎杖の殴打を喰らい、その後釘崎の黒閃・簪(かんざし)を受けて死亡しました。
死体は新田の指示で回収された
血塗は受肉体なのでベースは人間であり、死体は死後も残り続けます。そのため虎杖たちに祓われた後は、新田が手配した「高専の処理班」によって回収されました。
血塗の活躍・来歴・登場話
7巻
55〜57話
真人は高専から呪胎九相図NO,1〜3を盗み出し、受肉の儀を決行。血塗は一般人を媒介とし受肉に成功し、真人の指示のもと、八十八橋にある宿儺の指回収へ向かいます。
するとそこには虎杖達が偶然居合わせており、血塗は壊相と合流して、虎杖・釘崎と戦うことに。
59〜61話
壊相が極ノ番で虎杖釘崎を追い詰め、その隙に血塗が先回り。虎杖達に毒血を浴びせ、蝕爛腐術を発動します。
しかし、10〜15分耐え切れば虎杖達を殺せる状態まで持ち込みましたが、釘崎の共鳴りにより、自分たちも毒のダメージを受けることに。
ダメージを受けて動けなくなった血塗は、虎杖の殴打、釘崎の黒閃・簪を受けて死亡してしまいます。
8巻
62話
釘崎が祓った後も血塗の死体が消えないため、血塗は受肉体(人間の体)だったと判明。その後通過したトラックにも直撃しており、釘崎は衝撃を受けていました。
(C)芥見下々
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