呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）の「究極メカ丸（アルティメットメカまる）」を解説。術式「傀儡操術」・簡易領域、目的や正体、死亡理由や各巻ごとの活躍や登場話などもまとめています。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
究極メカ丸とは？
京都校に所属する準1級術師
呪術廻戦38話より引用。
究極メカ丸とは、姉妹校交流会で登場した呪術高専京都校に所属する2年生。狗巻・加茂と同等の準1級の実力保持者です。
「メカ丸」は本名ではなく、昔見させてもらって大好きになったロボットアニメに登場する機体の名前からとっています。
与幸吉の操る人型ロボット
メカ丸は名前の通り、機械仕掛けの人型ロボットです。与幸吉（むたこうきち）という青年が術式で操っています。
与幸吉は体に障害を抱えているため、他人との交流もロボットを通じて。しかし京都校の面々とは積極的に交流しており、お互い良好な関係を築いています。
メカ丸のプロフィール
| 年齢 | 17歳 |
|---|---|
| 誕生日 | 10月4日 |
| 等級 | 準1級術師 |
| 所属 | 呪術高専京都校2年 |
| 特技 | 集団行動（メカ丸） |
| 好きな食べ物 | 味がしっかりしている物 |
| 苦手な食べ物 | 生もの |
| ストレス | ずーっと |
| 声優 | 松岡禎丞 |
メカ丸の現在状況について
https://entame-life.haranuud.com/jujutsu-chara
究極メカ丸の正体・目的
正体は与幸吉に操られた傀儡
呪術廻戦38話より引用。
与幸吉は体に大きな障害を抱える
先ほども述べた通り、究極メカ丸は、与幸吉（むたこうきち）という本体の術師によって操られた傀儡です。
与幸吉は、生まれつき右腕と膝から下の肉体、更に腰から下の感覚がありません。また、肌は月明かりにも焼かれるほど脆く、常に全身の毛穴から針を刺されたように痛む状態。
与幸吉はこの肉体の代償として、広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を有します。このように、生まれながら肉体に強制された"縛り"を「天与呪縛」と呼びます。
目的は肉体を取り戻すこと
高専の情報を流して呪霊側に協力
与幸吉は、傀儡を通してではなく、自分自身の体で京都校の皆と会うことを望んでいました。それを実現するため、真人の「無為転変」による体の治療を目論みます。
その結果、「夏油達に協力して情報を提供。その対価として真人の無為転変で体を治す」という"縛り"を、真人と結んでいたのです。
真人に敗北し体はもとに戻らず…
呪術廻戦82話より引用。
夏油達に情報を提供していた与幸吉ですが、"京都校の人間には手を出さない"という縛りも結んでいました。
しかし交流会にて京都校生が襲われたため、約束を破ったと指摘。ですが襲ったのは花御だけなので、真人に縛りの罰は発動せず。
その後、メカ丸の体は縛りのもと真人により治療。お互い目的を達成したため、メカ丸と真人は戦闘に発展します。
夏油に"帳"を降ろされ外部と連絡が取れなくなったので、天与呪縛で得た呪力を用いて真人・夏油と戦うことになりますが、真人に敗北し死亡するのでした。
五条が封印されたため虎杖に協力
メカ丸(与幸吉)は死亡しますが、実は"保険"をかけていました。
夏油達による渋谷事変の計画を把握していたメカ丸は、自分が死ぬ可能性を考慮し、生前に小さな傀儡を3箇所に配置。
"五条悟（ごじょうさとる）封印後"に発動する条件で、傀儡を3つ起動させるという"保険"をかけていたのです。
自身の目的「京都校の皆と生身の体で会う」ことは実現できませんでしたが、小さな傀儡を通じて虎杖達に協力し、五条奪還を目指すことになります。
メカ丸の術式・領域展開
傀儡を操る「傀儡操術」
呪術廻戦80話より引用。
メカ丸の術式は、呪力によって傀儡を操る「傀儡操術/かいらいそうじゅつ」。天与呪縛の力によって、傀儡の操作範囲は日本全土にまで及びます。
天与呪縛とは？
生まれながら肉体に強制された縛りのこと。天与呪縛を持つ者は「呪力が0」「半身不随」などを強いられる代わり、強大な力を得ます。例えば、人間離れした身体能力、広大な術式範囲、実力以上の呪力出力など。
究極メカ丸「通常時」の技
刀源解放（ソードオプション）
呪術廻戦39話より引用。
メカ丸の右腕には、刀源（ソードオプション）というギミックが仕込まれています。刀源を解放することで、「剣山盾（ウルトラシールド）」という盾、推力加算（ブーストオン）と組み合わせた「絶技抉剔（ウルトラスピン）」といった攻撃技を発動できます。
推力加算（ブーストオン）
肘部分から噴射することで攻撃の威力を高めたり、高速移動することが可能。
大祓砲（ウルトラキャノン）
呪術廻戦38話より引用。
手のひらからビームのようなものを放つ技。タメも反動も大きいのが特徴。
三重大祓砲（アルティメットキャノン）
砲呪強化形態（モード・アルバトロス）時に、口・両手のひらからビームのようなものを放つ技。その名の通り、大祓砲よりも強力な威力を誇る。
究極メカ丸 絶対形態の技・特徴
呪術廻戦80話より引用。
究極メカ丸 絶対形態（モード・アブソリュート）とは、巨大な"装甲傀儡 究極メカ丸 試作0号"の中に与幸吉本人が乗り込む際の形態を指します。
絶対形態における技の発動には、天与呪縛の年月を使用。縛りを活用した攻撃の威力は特級呪霊にも通じるほど。
二重大祓砲（ミラクルキャノン）
両手のひらからビームのようなものを放つ技。
追尾弾〜五重奏〜（ビジョン〜ヴィオラ〜）
呪術廻戦81話より引用。
敵に向かって追尾するレーザーのようなものを放つ技。同時に5つのレーザーが敵を追尾する。
シン・陰流「簡易領域」を使用可能
呪術廻戦82話より引用。
あらゆる術式を中和する"領域"を展開する技「簡易領域」を使用可能。与幸吉の場合は、筒に呪術を封じて傀儡に差し込むことで発動・成立させました。
メカ丸の死亡理由
真人との戦闘で死亡
真人の無為転変で体を治したメカ丸は、渋谷事変の情報を握っていたため、そのまま真人と対立し戦闘に。
絶対形態や簡易領域を使って真人にダメージを与えますが、激戦の末にコックピットを突き破られ、真人に襲われ死亡します。
3体の傀儡で死後も活動
呪術廻戦90話より引用。
メカ丸は死亡してしまいますが、五条悟が封印されたタイミングで起動する傀儡(ミニメカ丸)を、生前に以下3箇所に隠していました。
- 虎杖悠仁
- 渋谷駅B5F
- 京都校生
そのため10月19日に死亡したものの、10月31日の五条封印を機に傀儡を通じて復活。虎杖や京都校生と接触し、五条奪還に協力します。
3つの傀儡が消えて完全に消滅
呪術廻戦128話より引用。
ミニメカ丸は虎杖に的確な指示を出したり、渋谷駅地下5Fの状況を伝達するなど、渋谷事変で多くの活躍を見せました。
しかし真人と脹相（ちょうそう）に2つ破壊され、残りの1つも三輪と最後の会話を交わしたのちに消滅。メカ丸は完全に現世から消滅するのでした。
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