呪術廻戦の両面宿儺の目的、伏黒恵を助ける理由、伏黒が地雷と呼ばれる由縁を解説。宿儺は虎杖経由の復活ではなく、十種神宝をモチーフにした「十種影法術」による復活を狙っており…
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ最新話をまだ見ていない方が閲覧する際はご注意ください。
両面宿儺とは?
世界を脅かす元人間の特級呪霊
両面宿儺とは、千年以上前に存在した人間で、死後は特級呪霊に転じ現世を脅かし続ける呪いの王。呪術全盛の時代、術師が総力を挙げても彼に勝てた者はいません。
死体は死蝋の呪物となって様々な呪いを引きつけ悪化させており、特級呪物として呪術高専に管理されていました。呪いが強力すぎて、20本の指に分割されているほど。
現在は呪物「宿儺の指」を介して虎杖の体に受肉し、体の主導権を虎杖に握られている状況です。
両面宿儺は1000年前は人間で、現在は「特級呪霊」。呪術廻戦公式の動画で、特級呪霊と明確に言及されました。
虎杖経由の復活は望んでいない
虎杖は死んでも良い?
宿儺は虎杖に受肉した当初から、体の主導権を奪い、現世に復活しようとしていました。
しかし復活を望んでいたにも関わらず、伏黒との出会いを機に態度が大きく変化。指を集めて虎杖経由の復活は望んでいないことが分かります。
さらに2回目の真人戦では、真人の領域展開を見て見ぬ振りをし、受肉体である虎杖が死ぬことすら厭わない様でした。宿儺が死ぬにも関わらずです。
伏黒を使って「何か」しようとしている
宿儺が虎杖に対する興味を失ったのは、伏黒との戦いで「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」を聞いたとき。
宿儺は伏黒を使って「何か」をしようとしていることは間違いありません。
なぜ宿儺は伏黒と出会い、虎杖経由の復活に興味を示さなくなったのでしょうか。その理由は、伏黒の十種影法術が関係しています。
宿儺の真の目的|伏黒を狙う理由
十種神宝を使った復活が目的か
結論から申すと、宿儺は伏黒の能力で復活を目論んでいると思われます。というのも十種影法術がモチーフにしている十種神宝には、「死返玉」と呼ばれる復活の式神がいるためです。
「死返玉」は死者を蘇らせる玉であり、「由良由良」と唱えると発動するとのこと。宿儺が伏黒の「布瑠部由良由良」を見て心変わりしたのにも納得します。
渋谷事変クライマックスである133話時点では、伏黒の式神はまだ全て判明していません。そのため、以下2つの方法どちらかで、宿儺復活となるのではないでしょうか。
- 残りの式神に「死返玉」がいる
- 式神が残り1体になると復活ができる
「十種神宝」とは、「先代旧事本紀」に登場する、天照大神がニギハヤヒに授けた神器のこと。宝をゆらゆらと振るわせると痛みや苦しみが消え去り、死んだ人をも生き返ると言われています。死者をも蘇らせるほどの霊験を持つ、まさに最強の神器です。
引用元:http://tawakihiyoshi.com/page3.html
全盛期の肉体を手に入れるため?
あえて伏黒経由を選んだのは、全盛期の肉体を手に入れるためだと思われます。
1000年前の宿儺は、人間ながら4本の腕と20本の指を持っていました。しかし15本の指を取り込んだ今でも、その姿は虎杖ベースのままです。
おそらく虎杖が体内にいる限りは、魂の形が混ざり、宿儺の完全顕現は困難なことが分かります。さらに、いつ虎杖に主導権を奪われてもおかしくないでしょう。
宿儺は、虎杖に縛られない完全な肉体と力を取り戻そうとしているのではないでしょうか。その結果、死者を復活できる伏黒の十種影法術を経由しているのだと思われます。
伏黒が死ぬのは困る
十種影法術は、禪院家に伝わる相伝の術式です。禪院家の血筋で伏黒恵しか受け継いでいないことから分かるように、非常に希少だと分かります。
伏黒が死ねば十種影法術を使える呪術師は存在しないため、宿儺復活は不可能になります。そのため、宿儺は度々伏黒の命を救っているのです。
優しさで伏黒を助けているのではありません。
両面宿儺の解説はこちら
https://entame-life.haranuud.com/jujutsu-chara-sukuna/
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