呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)1巻のネタバレや考察、感想・あらすじを解説。呪いを廻る戦いの序章「1〜7話」が気になる方はぜひご覧ください。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
呪術廻戦1巻の概要・あらすじ
呪いをめぐる物語の序章
該当話 | 1〜7話 |
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連載時期 | 2018年14号〜2018年20号 |
1巻には、主人公「虎杖悠仁」と呪いの王「両面宿儺」の出会いに始まり、呪いをめぐる戦いの序章が描かれています。
前半部では、伏黒・釘崎・五条などのメインの登場人物が登場。
後半部では「呪胎戴天」というシリーズ連載が始まり、突如現れた特級呪霊との戦いに身を投じていくことに。
収録話について
- 1話「両面宿儺」
- 2話「秘匿死刑」
- 3話「自分のために」
- 4話「鉄骨娘」
- 5話「始まり」
- 6話「呪胎戴天」
- 7話「呪胎戴天 -弐-」
1巻の見どころ/ポイント
序盤からまさかの死亡!?
1巻後半で描かれる「呪胎戴天」では、なんと「虎杖・伏黒・釘崎」の3人のうち1名が死亡。特級呪霊との戦いを経て、1巻から主役キャラが死亡するという、読者の予想を超える衝撃の幕開けに。
この先には、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
呪術廻戦1巻のネタバレ
1話「両面宿儺」
宮城県で、ごく普通の高校生活をおくる主人公「虎杖悠仁」。
虎杖は並み外れた身体能力を持ちますが、運動部ではなく時間の融通の効くオカルト研究部に所属。なぜなら、入院している祖父への見舞いが日課だからです。
しかしある日、お見舞い中に祖父が急逝。祖父は死の直前「オマエは強いから人を助けろ」という遺言を虎杖に残し、死亡してしまうのでした。
祖父が死んだ夜、病院で手続きをする虎杖の前に、呪術高専一年の伏黒恵が現れます。
伏黒は、虎杖の持つ“呪物”を回収しに来たと言いますが、ちょうどその“呪物”はオカ研の先輩らが所持。
そして先輩らは同時刻、呪物とは知らず、活動の一貫として夜の高校で封印を解いていました。呪物が呪いの化け物を引き寄せ、襲われてしまう先輩たち。
先輩を救うため、虎杖と伏黒はすぐに病院を出て高校に駆けつけます。
伏黒は呪いに対抗する「術式」を扱えたため、無事に先輩を救出。しかしその後、伏黒は姿を隠していた呪いに襲われ、大ピンチに。
呪いには呪力のこもった攻撃しか効かないので、虎杖が攻撃してもビクともしません。
そこで虎杖は、封印の解かれた特級呪物「両面宿儺の指」を喰らい、己の魂に呪いを宿すことを選択。
両面宿儺は虎杖に受肉し、呪いの化け物を一瞬で倒して伏黒を救い出すのでした。
しかし、虎杖の体の支配権は、両面宿儺に奪い取られているようであり…。
2話「秘匿死刑」
虎杖が目を覚ますと、虎杖の体はイスに縛りつけられており、目の前には呪術高専の教師「五条悟(ごじょうさとる)」がいました。
五条いわく、高校で両面宿儺の指を取り込んでから、色々あったのち、虎杖は気絶していたとのこと。
虎杖は指を取り込んでから起きた出来事を、五条から説明してもらうことに。
----五条の説明開始----
宿儺の指を取り込んだ虎杖は、一時宿儺に肉体の主導権を奪われましたが、すぐに取り戻します。フランクに伏黒に話しかける虎杖。
伏黒は、虎杖が人間・呪いどちらなのか分からないため、虎杖をどう処理すべきか判断できません。
そこへ、本部の指令を受けた五条悟が登場。五条は虎杖が宿儺に受肉したことを知り、驚きの表情を浮かべます。
そして、虎杖が宿儺をコントロール可能か試すため、五条は10秒だけ宿儺と対決することに。
虎杖は支配権を宿儺に譲り、五条と宿儺の戦闘が開始。自身を最強と称する五条は、10秒間ずっと宿儺を圧倒し続けます。
10秒後、虎杖は宿儺から肉体の主導権を奪取。五条は制御を確認したため、虎杖を気絶させます。そして五条は虎杖をどうするべきか伏黒に質問。
呪術規定にのっとれば、呪いを孕んだ虎杖は処刑対象だからです。
すると伏黒は「虎杖を死なせたくないから、なんとかしてくれ」と五条に懇願。五条は伏黒の願いを聞き入れるのでした。
----五条の説明終了----
こうして理由から、虎杖の前に五条がいました。
しかし五条いわく、結局虎杖の秘匿死刑は覆らなかったので、虎杖を縛りあげているとのこと。
ですが、執行猶予をつけて死刑を延期することに成功したと言います。
というのも、虎杖が飲み込んだ宿儺の指は計20本あり、どれも呪いが強すぎて本来破壊できません。しかし20本取り込んでから虎杖を殺せば、宿儺も死ぬとのこと。
・今すぐ死ぬ
・宿儺を取り込んで死ぬ
という究極の選択を迫られた虎杖は、迷いなく後者を選択。
「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を思い出し、宿儺を殺して呪いの被害を無くすことを決意したのです。
こうして虎杖は、東京にある呪術高等専門学校、通称「呪術高専」に通うことになります。
3話「自分のために」
入学手続きを済ませるため、呪術高専東京校を訪れた虎杖・五条。
東京校の学長「夜蛾」のもとを訪れると、夜蛾は動く人形「呪骸(じゅがい)」を作りながら待っていました。
夜蛾は虎杖の覚悟を確かめるため、「呪術師になって何をし、何を求めるか」を質問。
人を助けたい、なぜなら爺ちゃんに遺言で頼まれたからと虎杖が答えると、夜蛾は虎杖を不合格に。
なぜなら、他人の願いを自身の目的に掲げる者(虎杖)は、失敗したときに他人のせいにしてしまうと、夜蛾は考えたからです。
夜蛾の言葉から、気づきを与えられた虎杖。改めて呪術師になる目的を答えます。
「宿儺を喰うことは自分にしか出来ない。この使命から逃げれば楽だけど、生き様で後悔したくない。」
そう答えると、夜蛾は虎杖の覚悟を感じ取り、入学を許可するのでした。
そして夜蛾のもとを去った虎杖五条は、伏黒とも合流し、もう1人の1年生「釘崎野薔薇(くぎさきのばら)」を迎えに行きます。
4話「鉄骨娘」
集合場所は原宿。原宿に到着した釘崎は、モデルのスカウトマンに自分から売り込んでいました。
遠目から見ていた虎杖たちは、釘崎が自信家であることを、一瞬で理解します。
合流した後、五条の案内で東京観光という名の「廃墟の呪霊駆除」に向かうことに。虎杖・釘崎は2人で呪霊対峙に挑みます。
呪術師はイカレた思考を持つ者こそが適任。五条は釘崎のイカレ具合を試すために、実地研修をさせるのでした。
2人は建物内で別行動を取り、釘崎は呪霊と接触。
東京の呪いは、釘崎の育った地方よりも遥かに強い。ですが、釘崎は難なく呪いへの攻撃に成功します。
5話「始まり」
釘崎の術式は、藁人形や釘を使う「芻霊呪法」。呪いに釘を打ち込み一撃で葬ります。
釘崎はその場にいた子供を救助しようとしますが、子供の後ろから新たな呪いが出現。子供を人質にとられてしまいます。
子供を助けるため、釘崎は武器を落として両手を上に挙げ降伏。
しかし釘崎が死を覚悟した瞬間、呪いの後ろの壁を殴り破って虎杖が登場。呪いの腕を切断し、子供を奪い取ることに成功します。
呪いは窓から飛び出して逃走しますが、釘崎は呪いの腕に藁人形と釘を差し込み、本体にダメージを与え、呪いを祓うのでした。
釘崎は田舎で起きた村八分事件をきっかけに地方嫌いになり、呪術師として東京に住み続けることを改めて決意。
五条も釘崎のイカレ具合を確認し、4人は打ち上げに向かいます。
しかし、この後日2018年7月に、少年院に特級仮想怨霊が発生する事件が発生。現場に駆けつけた虎杖・伏黒・釘崎のうち1名が死亡。
この事件の詳細は、次話以降で描かれることに。
6話「呪胎戴天」
少年院に特級仮想怨霊が発生し、現場に駆けつけた虎杖・伏黒・釘崎。建物内に取り残された5名の生存確認をすることに。
3人のサポートを担当する窓「伊地知」は、特級と遭遇したら即逃げることを忠告し、3人を送り出します。
少年院に侵入する虎杖・伏黒・釘崎。建物の中は特級呪霊の力でまったく別物になっており、入り口も消失。
伏黒の式神「玉犬」で出口を探りながら、3人は行方不明車の捜索を開始。
しかし、開始して早々死体を発見しますが、事態が急変。
釘崎の足元が突如真っ黒に染まり飲み込まれ、伏黒の玉犬はいつの間にか破壊されていました。
特級が何処かにいるのは確実であり、一旦逃げるべきと判断した伏黒と虎杖。
ですが時はすでに遅く、特級呪霊は2人の真横にまで接近していました。虎杖の左手首は一瞬で切断されてしまいます。
一方で飲み込まれた釘崎も、数十体の呪いの襲撃を受けていました。
7話「呪胎戴天 -弐-」
特級呪霊に勝てないと判断した虎杖は、伏黒が釘崎を連れて逃げ出すまで1人で持ち堪え、2人の脱出を確認できた瞬間、宿儺を召喚することに。
伏黒もしぶしぶ作戦を受け入れ、急いで釘崎の救助に向かいます。
特級呪霊は虎杖を舐めておりオモチャのように扱っていたため、虎杖は死なずになんとか持ち堪えていました。
しかし右手の指先は全て焼き焦げ、すでに限界の状態の虎杖。最後の力を込めて放った渾身の一撃も、簡単に防がれてしまいます。
一方、虎杖が最後の攻撃を繰り出す直前、釘崎はすでに釘が尽きており呪霊に食べられる寸前の状態。
ですが、その直前に伏黒が釘崎を発見し救出。少年院の外へ脱出し、玉犬の遠吠えで虎杖に合図を送ります。
合図に気づいた虎杖は、宿儺に肉体の主導権を譲るのでした。
1巻の考察・解説ポイント
Q.呪霊とは?
人間の負の感情から生まれた存在のこと。不可解な死の原因であり本作の敵。呪力を込めた呪いでしか祓えません。4級〜等級にランク付けされ、特級が最強。
Q.両面宿儺とは?
1,000年前に世界を脅かした呪いの王のこと。もともとは人間であり、おそらく寿命で死亡した後に呪いへと転じました。
Q.呪骸(じゅがい)とは?
内側に呪いを宿した自立可能な無生物のこと。夜蛾が作り出した人工的な呪骸には、心臓なる核が存在し、破壊されると死亡します。
Q.窓とは?
呪術師ではないものの、呪いを確認できる高専関係者。戦えないため連絡業務が主で、黒スーツを着ています。
Q.帳とは?
一定範囲を覆い、外から中を見えなくする黒い結界。結界術の1種であり、民間人の恐怖を煽らないために使用します。
呪術廻戦1巻の感想
1巻から死亡・特級と対峙する衝撃展開
1巻後半では、突如「1年生3名のうち誰かが死亡する」と衝撃の宣告。
さらに少年院では、呪霊のトップと言われる特級呪霊といきなり対峙するなど、絶望的な展開が続きます。
先の読めない状態で物語が進むため、続きが気になって仕方ありませんでした。
主要人物のキャラ立ちが素晴らしい
メインの登場人物は「虎杖・伏黒・釘崎・五条」の4名。善人・クール・自信家・お調子者と、全員のキャラが立っていました。
特に釘崎の登場シーンは「自信過剰である性格」を一瞬で理解できる構成になっており、作者の技量の高さを感じます。
さらに1巻時点で過去を描くなど、愛着が湧くような展開になっているのも素直にすごいです。
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(C)芥見下々
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