転スラの魔王「ミリム・ナーヴァ」の強さ・究極能力を紹介しています。ミリムの活躍エピソードや性格、来歴と登場話、覚醒魔王化の理由も解説しているので、ミリムについて詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください。
ミリム・ナーヴァとは?
最強格の最古の魔王
ミリム・ナーヴァとは、この世に存在する竜人族の頂点に君臨しており、ギィ・ラミリスと並ぶ「最古の魔王」の1人のこと。子供っぽい見た目に反して戦闘力は桁違いに高く、覚醒魔王としての力は他の魔王とは一線を画しています。
一国を一瞬で滅ぼす力を持っていますが、見た目通り性格は子供っぽく無邪気。楽しそうなことを嗅ぎつければ、戦いよりもそちらを優先することは多々あり、面白いことを度々提案するリムルとはマブダチの関係です。
ヴェルダナーヴァの力を受け継ぐ
ミリムの正体は、実は世界を創った星王竜「ヴェルダナーヴァ」の娘。ヴェルダナーヴァの力を一部受け継いでおり、魔素量が他の魔王に比べて圧倒的なのも遺伝が影響しています。
またミリムが別名「竜皇女」と呼ばれるのも、ヴェルダナーヴァとの親子関係が所以です。
「ミリム・ナーヴァ」の究極能力・強さ
魔素を無限化する「憤怒之王」を持つ
ミリムの究極能力は、怒りを動力にして魔素を無限に生み出す「憤怒之王」。魔素は戦闘力の源であり、それを無限に生み出せることがミリムを最強たらしめています。
ちなみに「憤怒之王」は、父である星王竜「ヴェルダナーヴァ」から受け継がれた力。ミリムが発現させた能力ではありません。非常に強力ですが、最強の竜種が使っていたこともあり、魔素が暴発して暴走してしまうことがあります。
「竜眼」で能力を測定する
ユニークスキル「竜眼/ミリムアイ」を所持。相手の能力を測定することが可能であり、相手のある程度の実力を一瞬で把握することができます。魔素量はもちろんのこと、その魔物が名持ちかも判定できる精度を誇ります。
竜星爆炎覇で全てを破壊する
ミリムの必殺技は、究極にして最強の魔法「竜星爆炎覇/ドラゴ・ノヴァ」。星の煌めきを彷彿とさせる光が降り注ぎ、音・衝撃波・光で周囲を破壊し尽くす技です。
城だけでなく巨大な霊峰すら破壊してしまうほどの威力で、ミリムが長年の戦いにおいて頂点に君臨し続けているのは、この技があるためでした。
ミリムが暴走した過去・覚醒魔王化の理由
ペットのドラゴンの死がきっかけ
ミリムは元々「ガイア」という龍のペットを、父ヴェルダナーヴァから与えられていました。友としてガイアと接していましたが、ある日とある王国に罠にかけられガイアは殺されてしまうのです。
ガイアを復活させるため、ミリムは覚醒魔王となることを決意し、王国の人間を殺し尽くします。ガイア復活の儀式を行うことができましたが、結果として生き返ったのは、ガイアではなく「カオスドラゴン」でした。
ガイアが正当な復活を遂げずカオスドラゴンになったことを嘆いたミリムは、誰にも知られぬようカオスドラゴンを深く封印するのです。
ミリムが魔王になったのは、友との悲しい別れがきっかけでした。
リムルのおかげでガイアと再会する
長年離れ離れとなったミリムとガイアですが、リムルのおかげで再会を果たします。カオスドラゴンの魂と宝珠を組み合わせることで、ガイアの復活に成功するのです。
ガイアは弱体化してしまいますが、ミリムは強さよりも友の復活を心から喜び、再び友として接します。
ミリムの活躍・来歴
王都生活編
45話〜:テンペストの調査担当に
ミリム・クレイマン・フレイ・カリオンの4人の魔王は、配下を1人ずつ選出してテンペストの監視を行うことに。しかしこの時、ミリムには配下がいなかったため、ミリム自身が監視役として参加します。
48話〜:テンペストに襲来
監視役としてテンペストに登場。竜眼を使用してリムルが一番強いと見抜き、リムルにテンペストの案内をしてもらうことに。ガビルを殴ったり突如いなくなったりと、まるで子供のように動き回ります。
テンペスト幹部陣との顔合わせでは、リムルは親友(マブダチ)であると宣言。さらにドラゴンナックルもプレゼントされ、上機嫌で滞在を楽しむのでした。
51話:テンペストを去ることに
観光を一通り終えたところで、リムル、ベニマル、ソウエイ、シオンの4名を1人がかりで相手にする修行を行うことに。ドラゴンナックルで攻撃を弱体化しているにも関わらず、20分も経たずに全員を蹴散らします。
その後突如用事を思い出したようで、「2〜3年後にまた来る」とリムルに告げて、テンペストから飛び去っていくのでした。
58話:カリオンの国を滅ぼす
獣王国ユーラザニアに単身乗り込み、魔王カリオンと戦闘に。多重結界でカリオンの攻撃を封殺し、カリオンの必殺技ビースト・ロアを受けても無傷。
攻撃を受け切ったミリムは、究極にして最強の魔法「ドラゴ・ノヴァ」を放ち、獣王国ユーラザニアの広大な土地を塵へと変えてしまうのでした。
魔王誕生編
80話〜:ワルプルギスを開催
クレイマンの発議したワルプルギス開催に、予想外にもミリムが賛同。さらにワルプルギスに現れたミリムは、クレイマンに殴られても反撃せず無表情を貫いており、異常な事態であることを他の魔王に感じさせます。
しかし全てはミリムの作戦で、クレイマンを操る黒幕を突き止めるために、あえて操られているフリをしていたのでした。結果、裏で暗躍する元魔王カザリームの名を引き出すことに成功します。
さらにこの出来事をきっかけに、魔王カリオンとフレイがミリムの配下となるのでした。
魔都開国編
101話:地下迷宮の製作に協力
フレイとの勉強を抜け出して、地下迷宮の製作を行うリムルたちの前に登場。100階層にドラゴンを配置するために、火竜・氷竜・風竜・地竜の4体を一瞬で捕獲してきます。
109話〜:武闘会にカリオンを参加させる
ライオンマスクという偽名を使わせ、配下であるカリオンを武闘会に参加させることに。カリオンは魔王に匹敵するディアブロとあたってしまいますが、ミリムとの地獄の特訓を避けるために全力で戦います。
しかし結果はカリオンの敗北に終わってしまったため、ミリムは一時不機嫌な表情を見せるのでした。その後ミリムは、試合の実況として活躍することになります。
119話:ギジコンを使って迷宮探索
リムルの作った宝珠(ギジコン)を使って、まったく別物の姿に変身。色が真っ赤なスライムに変身して、速度と一撃に特化した浪漫型へと変貌。その姿で迷宮に潜り、迷宮攻略を楽しむのでした。
魔人暗躍編
127話:赤いスライムとして迷宮運営を楽しむ
宝珠を使ってリムル、ヴェルドラ、ラミリスと共にパーティを形成し、地下迷宮に乗り込んできた冒険者たちを妨害。ミリムの竜巻斬で冒険者にダメージを与え、弱ったところを残り3人で倒すというチームプレイを確立します。
ミリムの奇襲攻撃は冒険者の間でも話題となり、「赤い流星」という異名で恐れられることに。
その後ヒナタたちのいる会議に参加したところ、お目付役のフレイに見つかってしまい、首根っこを掴まれて自国へと帰っていくのだった。
天魔大戦編
192話:ワルプルギスに参加
リムルの提案の元、天使軍に対抗する計画を立てるべくワルプルギスが開催。ミリムも会議に参加し、カリオンを主軸に沿えて軍備を増強していることが明らかになります。
194話;ルシアと対峙
ミリムの居城「白亜城」に20万に及ぶ天使の群勢が襲来。カリオンの部隊を中心に好戦していましたが、四凶天将の一人ヴェガの登場により状況が一変。劣勢を強いられてしまいます。
さらにカリオンの戦闘を見守るミリムの前に、ルシアを名乗る女性が登場。ルシアはミリムを連れ去ろうとし、ミリムを守るためにフレイたち有翼族は相当の深傷を負うことに。
そして仲間を傷つけられたミリムは、理性を失いかけるほど怒り戦闘形態へ移行するのです。
199話〜:ルシアを騙して敵の本拠地へ
ミリムを止めるために現れたリムルと対峙。しかしミリムは、ルシアに操られたフリをしているだけと判明。ルシアを利用して、ヴェルダナーヴァを自称する人物の元へ移動しようとしていたのでした。
ミリムはリムルとディアブロと密かに作戦会議を行い、ドラゴ・ノヴァでリムルを倒したという情報を流すことに。そしてルシアを信用させ、敵の本拠地へと乗り込みます。
238話〜:ヴェルダに苦戦を強いられる
ルシアはミリムのドラゴ・ノヴァを使用して北の大陸を消滅させようとしますが、ミリムはルシアに操られていないことを明かします。ルシアの『王宮城壁』を打ち破り、ルシアの肉体を消滅させてあげるのでした。
その後ルシアの体を弄んだヴェルダと戦うことに。魔剣"天魔"やドラゴ・ノヴァでヴェルダを攻め立てますが、ヴェルダは尽くミリムの攻撃を無効化。
劣勢を強いられますが、そこへテスタロッサ、ウルティマ、カレラの3名が到着。一方のヴェルダは近藤とダムラダを召喚して、戦いは団体戦へと入ります。しかしヴェルダはミリムの力を圧倒的に上回り、劣勢は変わりません。
240話〜:『憤怒之王』をついに解放
劣勢を強いられるミリムたちのもとに、北の大陸にいたギィやヴェルザードらが到着。ヴェルザードの治療を受けて回復したミリムは、再びヴェルダに立ち向かっていきます。
そしてミリムはついに究極能力『憤怒之王』を発動し、ヴェルダの鉄壁の攻撃を打ち崩すほどの力を手に入れます。